上司と反りが合わないと感じる人も少なくないはず。キャリコネニュースが実施したアンケートで「上司のコミュニケーション能力に疑問を抱いたことはありますか?」と聞いたところ、86.0%の人が「ある」と回答した。
調査は8月11日から8月29日にかけて実施。企業口コミサイト「キャリコネ」会員114人から回答を得た。疑問に感じた上司とのエピソードを具体的に聞くと、
「自分の話したいことは長々と話すが、部下の話は話半分か、聞いていてもすぐ忘れる」(クリエイティブ職/20代女性)
「普段の何気ない発言を全部反論してくる」(管理・事務職/20代女性)
「自分の考えが常に正しいと思い違いをして意見を聞かない」(技術系/40代男性)
「人に接する際の最低限の礼儀が無い。呼び捨て等は当たり前」(その他/20代男性)
など俺様的な対応を挙げる人が多い。中には「お前らとは格が違うから同じ事してもいいと思うなよ、と言われた」(管理・事務職/30代女性)という人もいた。
「メールの返信が遅かったり的外れだったりする。でも反論の返信はいつも早い」
また「指示に主語がない為、何をどうするのかがわからず、質問をすると怒る」(営業職/40代男性)、「説明の仕方が雑。全体像がわからないまま作業に取りかかるので、仕事内容を理解するのにとても時間がかかる」(クリエイティブ職/40代女性)など指示が不適切という声も少なくはない。
さらには「指示通りの仕事をやっても、気に入らない結果だと違う指示をしてきたり、言われた通りにやるだけでは無能扱いされる。部下をオモチャだと勘違いしている」(管理・事務職/50代女性)という声も。他にも、
「メールの返信が無い。 返信があったとしてもだいぶ経ってからだったり、的外れだったりする。 それなのに、反論の返信だけは早い」(技術職/30代女性)
「いつも自分が会議の資料をつくっているのですが、会議が延期になっても中止になっても何も言ってこない」(営業職/40代男性)
「上司間でのコミュニケーションが無く、部下が上司一人一人に報告をしなければ伝わらないことがある」(技術職/20代女性)
など業務に直接影響の出るエピソードがあげられた。また「ボーナス評価の際、普段から面談や会話も無い状態で評価をし、理由や説明も無い」(管理・事務職/40代女性)という人も。
「コミュニケーションが大切というが、会話に内容がないと仕事の邪魔」
パワハラとも言える経験談も少なくはない。40代男性は介護休暇を申し出たところ、「社長をはじめとする上層部に私の悪口を告げたり毎日罵声浴びせてきたり誰も見ていない所で暴力をうけました」という。従わない部下は辞めるまで追い込むことで有名で、他にも退職に追い込まれた社員が多数いたという。
また切迫流産で絶対安静を言い渡された営業職の20代女性は、上司から「本社からの連絡があったんだけど、得意先に商品納品出来ないって電話してくれる?俺、お前の得意先とそんなにコミニュケーションとってないからさあ」といわれた。「嫌な事は言わせようとする姿勢にイライラ。何より私とのコミニュケーションに問題がある」と感じている。
一方、自称コミュニケーション力が高い「コミュ強」に悩まされる人も少なくはない。
「上司は自分はコミュニケーション能力があると言っていたが、周りが気を使って話を合わせているだけで、実際は周りからも嫌われ相手にするのが厄介だと思われている」(技術職/40代男性)
「コミュニケーションが大事といっているが、ただ喋りが好きなだけ。たしかに話しかけることはいいことだが内容もなく、多忙な私にとったら邪魔をされていると感じることも。(略)家に帰っても奥さんに相手にされないらしいが、上司は早く家に帰ってほしい」(管理・事務職/50代女性)
「上司から話しかけられることがない」(技術職/20代女性)という人もいるが、いい塩梅でコミュニケーションが取れると感じられる上司は少なそうだ。