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故アレサ・フランクリン、告別式に先駆けファンらが最後の別れを告げる

2018年08月29日 19:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アレサに最後の別れを告げるため列をなす人々(画像は『WXYZ-TV Detroit | Channel 7 2018年8月28日公開 YouTube「Lines form early for first day of Aretha Franklin’s public visitation in Detroit」』のスクリーンショット)
米時間16日、膵臓がんのため76歳でこの世を去ったゴスペル系ソウルシンガーのアレサ・フランクリン。28日には、棺に納められたアレサがデトロイト市内のミュージアムにて一般に公開され、多くのファンが詰めかけた。

現地時間の午前7時、デトロイト市にある「チャールズ・H・ライト・アフリカ系アメリカ人歴史博物館」に故アレサ・フランクリンが眠る棺を乗せた霊柩車、1940年製のキャデラック・ラサールが到着した。

ゴールドの糸で“アレサ・フランクリン ソウルの女王”と刺繍が施された棺の中で、アレサは赤いレースのドレスに同じく赤のサテンパンプスを履き、足を交差させた状態で眠っている。

ミュージアム前の歩道には、アレサに最後の別れを告げようと大勢のファンが詰めかけた。“ソウルの女王”に敬意を払うべく一張羅に身を包んだ人や、「アイ・ラブ・アレサ」など思いをのせたロゴ入りTシャツを着た人など、みな思い思いの装いで会場に駆けつけていた。折りたたみ式のイスや保冷ボックスを持参し、前の晩から故人の到着を待っていたファンの姿も見られたという。

そんな中「全身がゾクゾクしました」と語ったのは、パット・ターナーさん(56)だ。アレサに最後の別れを告げようと、およそ850km離れたバージニア州からはるばるやって来たそうで「待った甲斐がありました。これは一生に一度の機会です。こちらに集まったみなさんも素敵な人たちばかりで、とても美しい光景です」と話している。27日の午後8時から待機していたパットさんは今週末までデトロイトに滞在し、音楽に捧げたアレサの人生を偲ぶ予定だそうだ。

アレサの亡骸はこの後、現地時間30日に「ニュー・ベテル・バプテスト教会(New Bethel Baptist Church)」へと移動して一般公開され、同日夕方にはデトロイト市内で追悼コンサートが行われる。

『Detroit Free Press』によれば、現地時間31日午前10時からデトロイト西部の「グレーター・グレース・テンプル」にて執り行われる告別式の様子は現地のローカルTV各局がリアルタイムで放送、また『Fox News』『CNN』も式の一部が中継で放送されるという。

画像は『WXYZ-TV Detroit | Channel 7 2018年8月28日公開 YouTube「Lines form early for first day of Aretha Franklin’s public visitation in Detroit」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)