トップへ

夫の実家に帰省は「疲れる」約7割、「行きたくない」過半数 距離・金銭・仕事もネックに

2018年08月29日 14:53  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アナタはこの夏、帰省した?
今年も夏の帰省シーズンに、長距離にわたり渋滞する高速道路や、乗客でごった返す新幹線のホームがニュースで映し出された。夏季休暇を利用して実家の両親や親戚に会うため帰省した人は少なくなさそうだが、アナタは「帰省」に対してどのようなイメージがあるだろうか。先日実施された調査では、実に約7割の女性が「夫の実家に帰省するのは疲れる」と考えていることが判明した。

【この記事の他の写真を見る】

20代~40代の男性417名、女性448名、計865名に行った「帰省」に関するインターネット調査で、4割以上(40.3%)の人が「実家に帰省するのは大変で面倒だと思う」と回答、特に「20代男性」では70.2%が「帰省の手間は軽減したい」と希望した。20代男性では進学のために実家を離れた学生も含まれ、社会人だとしてもまだ金銭的にも余裕がない頃。帰省は重荷になる傾向があるようだ。


男性よりも、女性の方が帰省に対する心理的ハードルは低いものの、「結婚相手の実家への帰省」となると話は別だ。「結婚相手の実家に帰省するのは疲れる」と回答した人は男性が42.2%に比べて女性は69.3%となり、それゆえ「結婚相手の実家には行きたくない」と答えた人も男性27.9%に対して女性は半数を超えた(52.0%)。


また帰省しない理由で最も多かった回答は「距離」(21.2%)であり、2位「移動の手間」「金銭」(20.5%)、3位は「仕事」「多忙」(19.9%)と続く。距離が遠ければ遠いほど、飛行機や新幹線、ガソリン代などの交通費がかさみ、移動にも手間がかかる。また短期間での帰省は難しくなることから、1位から3位まで納得の結果だろう。


この調査を実施したのは、スマートフォンで撮った子どもの動画や写真を実家のテレビに直接送る「まごチャンネル」を展開する株式会社チカクだ。同社では8月31日までキャンペーン「まごチャンネル 1km10円割」を実施中で、購入者の現住所から実家までの距離1キロごとに10円を本体価格より割引きする。たとえば、東京~大阪間であれば5,120円引き(512km相当)に、東京~沖縄間であれば19,120円引き(1,912km相当)といった計算になる。サービス利用者の実家の親は「いつもはスマホの小さい画面にぐーっと顔を近づけてみていましたが、今はリビングの大きな画面で表情がたくさん見られて、なんだか近くに感じられます」、子世帯(孫の親)は「いそいそとテレビの前でまごチャンネルをつけている義両親の様子を想像し、前よりも身近に感じることができて嬉しく思っています」とのこと。なかなか帰省できない、帰省が苦手という人には、このようなサービスも一考の価値がありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)