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加藤和樹&凰稀かなめW主演 奇妙な心理戦描く舞台『暗くなるまで待って』

2018年08月29日 12:31  CINRA.NET

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左上から時計回りに加藤和樹、凰稀かなめ、松田悟志、高橋光臣、猪塚健太
舞台『暗くなるまで待って』が2019年1月25日から東京・池袋のサンシャイン劇場で上演される。

同作は1966年にフレデリック・ノットが書き下ろし、ブロードウェイで初演された密室劇。サムが持ち帰った麻薬が仕込まれた人形を奪うために、サムの妻で盲目のスージーのもとを訪れた3人の悪党ロート、マイク、クローカーが、彼女を言葉巧みに騙そうと奇妙な心理戦を繰り広げるというあらすじだ。1967年にハリウッドで映画化され、日本では2009年に朝海ひかると加藤雅也主演の舞台版が上演されている。

ロート役を加藤和樹、スージー役を元宝塚歌劇団宙組男役トップスターの凰稀かなめが演じるほか、高橋光臣、猪塚健太、松田悟志らが出演。演出を深作健太が手掛ける。

加藤は「信頼する深作さんの演出で、凰稀かなめさんをはじめ、刺激的なキャストの皆さんとの共演。暗闇が舞台を支配するあの感覚を舞台上で味わえるのを今から楽しみにしています」と述べた。凰稀は「盲目の女性を演じるのは初めてなので、辛さを乗り越えた女性の芯の強さと繊細さをどの様に表現するかも課題ですが、ロート役の加藤和樹さんとダブル主演という事で、クライマックスのシーンでは二人の息の合った迫真の演技で劇場全体に緊張感をお伝え出来ればと思っております」とコメント。

また深作は「最も信頼する俳優の一人である加藤和樹くんや、凰稀かなめさんはじめ、素敵なキャストの皆さんとの創作を楽しみにしております。演劇の面白さの原点に立ち帰る、騙し合いのサスペンス劇。ぜひ皆様、劇場までお越しくださいませ」と意気込みを語っている。

同公演はサンシャイン劇場で上演後、兵庫・西宮の兵庫県立芸術文化センター、愛知・名古屋のウインクあいち、福岡・天神の福岡市民会館を巡る。東京公演および兵庫公演のチケット販売は10月27日からスタート。

■加藤和樹のコメント
『暗くなるまで待って』という作品は、演劇がわかっていなかった自分にとって2007年に初めてストレートプレイを観劇し、予想もしない展開に衝撃を受けた作品。今でも客席にいた時のスリリングな感情をはっきり覚えています。以来、ずっとやりたいと思っていた作品です。信頼する深作さんの演出で、凰稀かなめさんをはじめ、刺激的なキャストの皆さんとの共演。暗闇が舞台を支配するあの感覚を舞台上で味わえるのを今から楽しみにしています。スリリングな騙し合いのサスペンス劇。是非、ご期待ください。

■凰稀かなめのコメント
この度、舞台『暗くなるまで待って』にてスージー役を務めさせていただきます凰稀かなめです。
1966年にブロードウェイ初演が話題となり、オードリーヘップバーンにて映画化され、日本での舞台は約10年振りとなるこの公演に参加させていただく事を大変嬉しく思っております。
盲目の女性を演じるのは初めてなので、辛さを乗り越えた女性の芯の強さと繊細さをどの様に表現するかも課題ですが、ロート役の加藤和樹さんとダブル主演という事で、クライマックスのシーンでは二人の息の合った迫真の演技で劇場全体に緊張感をお伝え出来ればと思っております。
また、今回初めてご一緒する素敵なキャストの皆さんと一丸となり、素晴らしい舞台をお贈りしたいと思いますので、是非観にいらしてください。

■深作健太のコメント
11年前、演劇の演出家になりたかった僕が、初めて勉強のために見学させていただいたのが、この作品の稽古場でした。昨年亡くなられた演出の青井陽治さんには、子供の頃からお世話になり、本当に沢山の事を教えて下さった方でした。
今回は2007年に青井さんが演出された際の、朝倉摂さんがデザインされたセットを基に、新たに演出させていただきます。最も信頼する俳優の一人である加藤和樹くんや、凰稀かなめさんはじめ、素敵なキャストの皆さんとの創作を楽しみにしております。演劇の面白さの原点に立ち帰る、騙し合いのサスペンス劇。ぜひ皆様、劇場までお越しくださいませ。