2016年に登場した5代目のW213型『メルセデス・ベンツEクラス』が早くも一部改良を受け、V6エンジンの最高出力を向上した全輪駆動の新グレード『E450 4MATIC』を追加導入するとともに、一部モデルの装備内容とデザインを変更し、8月22日より発売開始となっている。
Eセグメントの保守本流として、最新モデルでも高い評価を受けている現行Eクラスが早くもマイナーチェンジを受け、セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの全ボディバリエーションともに装備内容とエクステリアの刷新が施された。
セダン、ステーションワゴンでは、E200 アバンギャルド、E200 4MATIC アバンギャルド、E220d アバンギャルド、E250 アバンギャルド スポーツ、そしてセダンボディのみとなるPHEVモデルのE350e アバンギャルド スポーツに、従来はオプション設定となっていた本革シートが標準装備となり、これによりEクラスは全モデルで本革シートが標準となり、より上質な印象が高められた。
またクーペ、カブリオレの2ドアボディモデルでは、新型『CLS』から採用されるているイルミネーテッドエアアウトレット(前席)を搭載。
スポーティな雰囲気を醸し出すタービンエンジンをイメージしたフォルムの送風口は、全体がシルバーシャドー仕上げとなっているほか、64色から選択可能なイルミネーションが送風口の内側に仕込まれており、未来的な雰囲気を演出すると同時に、温度を上げる操作を行った場合にはアンビエントライトが赤く、温度を下げる操作を行った場合には青く光るなど、操作内容が直感的に感じられる機能も備えている。
さらに全ボディバリエーション共通の変更として、従来のE400 4MATICに採用されていたV6の3.5リッターM276エンジンを3リッターに変更し、最高出力を34PS、最大トルクを20Nm向上させ、それぞれ367PS/500Nmとした新グレード『E450 4MATIC』を追加導入。これにより従来のE400 4MATICは生産終了となっている。
その他、ステアリングはメルセデス・ベンツ最新世代の上質かつスポーティなデザインを採用した新形状に改められ、ステアリングから手を放さずにナビゲーション操作や車両の設定を行うことができる“タッチコントロールボタン”や“アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)”の操作スイッチを備えるなど、操作性も改善。
上位グレードのE450 4MATIC エクスクルーシブでは新たに空力を考慮した18インチ5スポークアルミホイールを採用するなど、細かな部分で改良が加えられている。
引き続きAMGのE63系を頂点とするモデル体系は変更なく、セダンは701~1805万円。ステーションワゴンは738~1858万円。クーペ/カブリオレは700~1141万円となっている。
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