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死期を悟った父と息子の交流描く インドの27歳新鋭監督作『ガンジスに還る』

2018年08月28日 17:41  CINRA.NET

CINRA.NET

『ガンジスに還る』 ©Red Carpet Moving Pictures
映画『ガンジスに還る』が、10月27日から東京・神保町の岩波ホールほか全国で順次公開される。

同作は、自らの死期を悟り、ガンジス川の畔の聖地バラナシに行くと宣言した父ダヤ、ダヤに仕方なく付き添うことになった仕事人間の息子ラジーヴの親子と、個性的な人々との交流をユーモラスなタッチで描いた作品。安らかな死を求める人々が暮らす施設「解脱の家」に辿り着きいたダヤとラジーヴは初めは衝突しあっていたが、やがて父子の関係が和らいでいくというあらすじだ。英題は『Hotel Salvation』。

主演は『マダム・イン・ニューヨーク』などに出演のアディル・フセイン。監督、脚本は27歳のシュバシシュ・ブティアニが務めた。YouTubeでは予告編が公開中。同作は2016年に『ヴェネチア国際映画祭』ビエンナーレ・カレッジ・シネマ部門エンリコ・フルキニョーニ賞を受賞している。