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最も借金額が多いのは「年収500万円以上800万円未満」の層 借り入れ理由1位は「生活のため」

2018年08月28日 16:41  キャリコネニュース

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「街角相談所―法律―」などのサイトを運営するHIROKENは8月28日、債務に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は7月半ばから8月中旬にかけて、インターネット上で実施。同社サイトに債務整理相談をした利用者727人から回答を得た。

最も借入額が多かったのは、「年収500万円以上800万円未満」の層で約819万円。次いで多いのは「年収800万円以上1000万円未満」の層だが、借入額は約520万円と、1位と300万円もの開きがある。3位は「年収1000万円以上」の層で、額は500万円だった。

「ギャンブル」も借り入れ理由4位にランクイン


年収500万円未満の層では、「年収100万円未満」が約374万円、「年収100万以上300万円未満」が約325万円、「年収300万円以上年収500万円未満」が約340万円と、借入額はどれも300万円台だった。

回答者全員に借金の理由を単一回答で聞いたところ、最も多かったのが「生活費」(44.8%)。約2人に1人は生活のために借金していることになる。2位は「ショッピング」(12.1%)、3位は「住宅ローン・車のローン」(8.1%)だった。4位には「ギャンブル」(6.6%)が入った。

雇用形態は、正社員が60%で最多。非正規は19.4%、自営業が18.8%、無職・その他が4.8%だった。

都道府県別の債務相談件数を見ると、最も多かったのは東京都で80件、愛知県(51件)、大阪府(50件)、北海道(47件)と、各地域の中心都市を擁する都道府県が上位にランクインした。最も件数が少なかったのは福井県(2件)だった。

「リボ払いだしなんとかなると思っていた」「子どもの制服代で借金したのが引き金に」

借金のエピソードには、

「シングルで3人の子育て中!長男が高校進学する時、住んでいる地域には学力が届かず断念。2つ隣の市へ通学する事になった。JRは学割がきいても高い。学費は、半年払い。制服代をと思い、カードローンの申請をし借入をした。その後、生活費に困り借入が増えている」(長崎・医療福祉正社員・女性・年収200万/負債額170万)

などの声が寄せられている。このほか、

「趣味に使いすぎてしまい、毎月リボ払いだしなんとかなるだろうと思ってましたが、一括でも使いすぎてカードを止められてしまいました」(神奈川・製造小売サービス正社員・男性・年収300万/負債額60万)
「大学の時にスキューバダイビングのライセンスを高額で買った。月々の支払いは安いと聞いたから購入したが無知だった」(沖縄・教員臨時雇用・女性・年収150万/負債額250万)

と、リボ払いやカードローンなどの知識不足のために、安易な借金をしている人もいた。