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世界ラリークロス:ルノー・メガーヌRS RX使うGCコンペティション、シーズン後半戦へ体制変更

2018年08月28日 14:31  AUTOSPORT web

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GCコンペティションが投入しているルノー・メガーヌRS RX
2018年のWorldRX世界ラリークロス選手権に参戦しているGCコンペティションは所属するジェローム・グロセット-ジャニン(ルノー・メガーヌRS RX)との契約を終了したと発表。9月1~2日に迫った第8戦フランスRXから新たにリアム・ドーランを起用する。

 フリースタイル・スキーの元世界王者でジュニアWRCなどにも参戦経験のあるゲラン・シシェリが率いるGCコンペティション。WorldRXにはイギリスの名門コンストラクター、プロドライブと共同開発したルノー・メガーヌRS RXで参戦している。

 今回チーム離脱が発表されたグロセット-ジャニンはフランス出身の34歳。WorldRXには2018年からフル参戦しているが、第7戦までを終えた時点でファイナル進出は1度のみ、ランキングでは11位と思うようなパフォーマンスを発揮できていなかった。

 そのグロセット-ジャニンは自身のTwitter上でリリースを発表。そのなかで「ドライバーとしてのキャリアをスタートさせたときから、自分自身を正直で責任感をもったドライバーであると位置づけてきた。だから、この決断に至ったんだ」と述べている。

「世界ラリークロスで戦うレベルに達するべく、ここ数年は時間を惜しまずに懸命な努力を続けてきた。ただ残念ながら、シーズン後半を戦うことはなくなってしまった」

「ドライバーとプライベートチームがともに成長していく途中で、どれだけの困難に直面したか、(第1戦の)バルセロナ戦から、ここまで自分のパフォーマンスを表現できなかった理由について列挙するつもりはない」

「まずは、これまでサポートしてくれた人々に感謝する。今は世界ラリークロスでの戦いが終わったという現実と向き合いつつ、将来のことを考えていきたい」

 グロセット-ジャニンに代わってチームに招集されたドーランは10年以上に渡りラリークロスに参戦しているベテランで、WorldRXには2016年まで参戦していた。

「GCK(GCコンペティション)のもとで世界ラリークロスの現場に復帰できることをうれしく思う」とドーラン。

「これは素晴らしい機会だし、ふたたびラリークロスマシンのハンドルを握れることがどれだけ幸せか、言葉にできないくらいだ」

「自分の走りには自信があるし、(フランス戦の舞台である)ロエアックは好きなトラックのひとつなんだ。チームとともに好成績を残せると期待している」