2020年4月から「東京都立大学」に名称を変えることを発表した首都大学東京。8月27日に放送された『5時に夢中!』(MX系)では、マツコ・デラックスさんが首都大学東京という名称についてコメントし、痛烈に批判した。(文:石川祐介)
名称変更に伴い、学生証や看板、書類などの変更が必要になり、その費用は少なくとも10億円かかると言われている。
「急にアホな大学になった感じしない?」
マツコさんは「10億円かかっちゃったとしても、今後のこと考えたら首都大学東京はひどいもんね」というほど、首都大学東京という名称には違和感があるようだ。
「私の周りの都立大学(首都大学東京)出た人達もすごい怒ってる。『あんなクソみたいな名前にされて』って。クソみたいな名前って言ったら今の学生さんには申し訳ないけど」
首都大学東京はそもそも、2005年に東京都立大学、科学技術大学、保健科学大学、短期大学の4つの大学が統合した際、当時の石原慎太郎都知事が名前を公募して命名された。
さらに、マツコさんは
「急にアホな大学になった感じしない? 具体的に言うのは避けますけど、"痛い名前大学"みたいじゃん」
と個性が強すぎる名称だと指摘。
「10億円かかるってことを考えたら、『どうぞ』とはアレだけど、長い目で見て、今後の影響力とかそういうのとかを東京都への貢献を考えるなら、今思い切って名前を戻すっていうのは、個人的にはアリなのかなって思う」
短期的に見れば10億円の出費は大きいで、長い目で見ると名称変更は悪くない判断だったと語った。
「最近合併してなくなったけど"新銀行東京"もヤバかった」
司会のふかわりょうさんから「このまま首都大学東京を続けていたら、やがて違和感とかなくなって、愛着を持てるネーミングだと思いますか?」と名称を変えなければ、いずれ違和感はなくなるのではと質問する。
ただ、マツコさんは
「"首都"とかヤバくない?ヤバ目の大学の臭いがするんだよね」
「こんなに頭のいい大学とは思えないっていうか」
と、ほとんどの学部が偏差値60を超える大学であるにもかかわらず、"首都"という言葉を使うことできな臭さを感じてしまうとコメント。
また、ふかわさんは、石原前都知事が2000年に命名した都営大江戸線についても触れ、「大江戸線は結構しっくりきた」と首都大学東京とは違い、そこまで違和感はなかったと話す。
ただ、マツコさんは「結構痛くない?大江戸線」と渋い顔を見せる。だが、若林史江さんは「最初聞いた時は驚きましたけど、今だったら普通じゃない?大江戸線って」と同意する。
「でも、首都大学東京はまだ違和感あるじゃん? ってことは、大江戸線はまだギリセーフだったけど、首都大学東京はヤバかった」
10年以上経っても首都大学東京は馴染めなかったと話すマツコさん。そして、
「同じようなので、最近合併してなくなったけど"新銀行東京"もヤバかった」
と今年5月に東京都民銀行、八千代銀行と合併してきらぼし銀行になった、石原前都知事が設立を先導した新銀行東京にも毒を吐いた。マツコさんからすると、石原前都知事のネーミングセンスは全般的に受け入れられないようだ。