2019年以降のF1日本GP開催契約について、現在フォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)と交渉を続けている鈴鹿サーキットを運営するモビリティランド。7月にイギリスGPを訪れた際、モビリティランドの山下晋社長は、次のように語っていた。
「FOMとは日本でF1を継続して開催していくにはどのようにすればいいのかを前向きに話し合っているところ。すでにFOMは今年の開催についても、さまざまな形でこちらの提案に協力してくれていて、チケッティングシステムを大胆に変更しました」
「1人でも多くのお客さまに世界最高峰の自動車レース『F1』に触れていただきたいという思いについてはFOMも共感していて、7月末までに観戦券を購入した方限定で、プラスチック製の特別な『アニバーサリーチケット』も許可してくれました(現時点で販売は終了している)」
「そんなことは過去は絶対に許可してくれませんでした。その結果、全体の売れ行きも前年に対して2割以上増えています。来年の開催については、今年のチケットの売れ行きを見極めたいので、もうしばらく時間がかかると思います」
あれから、1カ月以上が経過。今年の日本GPまで、もうすぐ1カ月となろうとしている。
ベルギーGPでFOMで商業活動担当のマネージング・ディレクターを務めるショーン・ブラッチスは、2019年以降の日本GPについて、次のようにコメントした。
「日本GPは我々にとって、非常に重要なイベントであると同時に、F1に参戦しているホンダにとってもなくてはならない母国グランプリ。もうすぐ発表できるだろう」
ブラッチスによれば、「モンツァで鈴鹿サーキット側のスタッフとミーティングを予定している」という。そのミーティングの後、なんらかの発表が行われるだろう。もちろん、それは2019年以降の日本GP継続の発表だと思われる。