衝撃の発表が相次いだ夏休みが終わり迎えたF1第13戦ベルギーGP。衝撃はレース最初のターン1でも起きることになるとは……波乱のスタートとなった決勝の様子を熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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セバスチャン・ベッテル選手の優勝!
フェラーリの高速コースでの速さは、メルセデスより上になりましたね!
このサーキットは全長7kmなので、チェッカーを受けたドライバーたちは、1コーナーのすぐ先のピットロードの出口から逆走でパルクフェルメに向かいます。
でも、サーキットにはお客さんがたくさんいるし、1周挨拶に回るようにしたらどうでしょう。
燃料がギリギリのマシンが止まっちゃうかな?
ともあれ、戻ってきたベッテル選手にハイタッチしようとしたフェラーリチーム代表のアリバベーネさん。
ベッテル選手は、ベルトを外すことなく少し手を出しているだけだったので、形だけのハイタッチとなりました……
ジョニー・ウォーカーが冠スポンサーですので、歩いている人をかたどったトロフィー。
いつものように、チューしよう!
あれ?
け。ケツか?
だ、だよね……
やばかった……なんか、後でいろいろ言われるところだった!
で、肩にチュ!
完勝でした!この勢いで、モンツァへ!
フェラーリのマシンもキミ・ライコネン選手も調子がいいのに、予選でのチームの燃料量のミスで走れなかったり、レースでは追突されてパンクして、その影響なのかDRSが閉まらなくなっちゃって……リタイアとなりました。
フラストレーション溜まっているんだろうね。
でもあんまり批判的なコメントしてないのは、大事な時期だからなのかな???
ともあれスパが大好きなライコネン選手にとって、残念なグランプリになっちゃいましたね……
残念、その2。
1コーナーで宙を舞いリタイアしたマクラーレンのフェルナンド・アロンソ選手。(この人差し指の1は、1コーナーって予言だったのか?なんてね)
僕はスタート時はオー・ルージュにいたので、来なかった……
F1で最後となったベルギーGPは残念なレースになりました。
残念その3。
ストフェル・バンドーン選手は終始最下位を走行してました。
地元レースでこんなレースしかできないことは悔しいだろうね。
あまり話題になってないかもだけど、マクラーレンの創始者であるブルース・マクラーレン選手が自身のチームで最初の勝利を飾ったのは1968年のスパということらしい。
でも、こんなに低迷して苦労しているマクラーレンを見るのは寂しい。
スタートは、オー・ルージュに行きました。
ここ数年、この場所は危険だからって撮影禁止だったんです。
でも、今年はOKだったので早くから場所取りに行って撮影しました。
結果1コーナーでのアロンソ選手も、ケメルストレートの4ワイドも撮れませんでした……
まあ、そんなもんですよね。
ベルギーのレジェンド、ジャッキー・イクスさんが乗るフェラーリ312がデモラン。
図太い音してました。
小松礼雄エンジニアのところのハースはお見事、ロマン・グロージャン選手が7位、ケビン・マグヌッセン選手が8位とダブル入賞!
コンストラクターズの順位は5位で、4位のルノーと6点差!
次の第14戦イタリアGPで、きっちりとポイントを取れば逆転可能ですよ!
我らが、トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリー選手が9位入賞!
ダメかもって話もあった、苦手サーキットでポイント獲得はガスリー選手の頑張りも大きな力となったに違いありません。
ブレンドン・ハートレー選手は14位。作戦の違いもあるし運がないとか言いますけど、やっぱり、ガスリー選手との差が明確になってしまってますよね。
トロロッソの来季のドライバーはどうなるんだろう?
マックス・フェルスタッペン選手、オランダからの応援団の多いところでしっかりと結果を出すところは、やっぱり素晴らしい!
今年も、たくさんのお客さんが来場しました。
週末の合計は25万人!
素晴らしいサーキットにたくさんのお客さんが来る。いいですね。
去年の大渋滞も今年は皆無。
運営も素晴らしい仕事をした結果だと思います。
来週はヨーロッパ最終戦となるイタリア・モンツァ!