FIAからF2の出場停止処分を受け、所属していたトライデントチームから解雇されたサンティノ・フェルッチは、ハースのジュニアプログラムのメンバーとして残留することになった。
態度に問題があるとされている20歳のアメリカ人フェルッチは、2018年F2第7戦イギリスのレース2でトライデントのチームメイトであるアルジュン・マイニに故意にホイールを接触。さらに、マイニを意図的にコース外に追い出しレース結果から除外されるという深刻な問題行動を起こしていた。
その後、トライデントは声明を出し、「シルバーストンで発生した出来事のほかに、ドライバーによる支払い義務についての重大な違反があった」としてフェルッチを解雇している。
フェルッチの最低な行為にもかかわらず、ハースは短気な彼をチームに留め、彼の今後の実績に注視していくようだ。フェルッチは、2018年インディカーのポートランドおよびソノマでの2レースにデイル・コイン・レーシングから参戦する予定となっている。
「我々は当分の間、彼をプログラムに残すと思う」とハースF1ボスのギュンター・シュタイナーはベルギーで語った。
「インディカーで彼がどう走るか、よく見ていくことになるだろう」
「彼はキャリアを築こうとしているのだから、最後に彼の足をすくうようなことはしたくないのだ」