ランス・ストロールはF1第13戦ベルギーGPで、自分は今でもウイリアムズのドライバーであると語ったが、彼はウイリアムズでの近い将来については「保証されていない」とも主張している。
最近になってランス・ストロールの父、ローレンス・ストロール率いる投資家の合弁企業によって、2018年シーズン中に倒産したフォース・インディアの買収と救済がなされたが、ローレンスの19歳の息子であるランスが、父親の新チームであるレーシング・ポイント・フォース・インディアに加入するのは必然だろうと噂になっている。
多くの人々にとっての疑問は、移籍するか否かではなく、むしろいつ移籍するのかということだろう。
「何も確かなことはないけれど、今は僕はベルギーGPの週末に集中し、いつものように全力を尽くすつもりだ。先のことはそのうち分かるだろう」とストロールは木曜の記者会見で語った。
「今も僕はウイリアムズのチームシャツを着ている。今週末レースがあり、僕は100パーセント集中して自分の仕事に専念する」
ストロールは当然ながらフォース・インディアに起きている展開を身近で見守っているが、彼の父親とチームについて感心し、うれしく思っていると認めた。
「父のために本当にうれしく思っている。彼は素晴らしい財政上の機会をフォース・インディアに見出したのだろう」
「父は適正な評価をし、チームが自力ではどうにもならないと判断したんだ。元々彼らは自前のもので本当に素晴らしい仕事をしているから、父はそこに多くのチャンスとポテンシャルを見出したんだ」
「彼らは非常に難しい立場にいた。父は会社を成長させ、彼らができるだけ競争力を持てるようになるための助けになれると考えたんだ」
「今のところ僕はここウイリアムズにいるけれど、将来どうするかは分からない。父が僕についてどういう判断をするかそのうち分かるだろう。父はいい人だ。僕を起用してくれることを期待している」
ストロールが移籍すると見られているフォース・インディアは先週末のベルギーGPでセルジオ・ペレスとエステバン・オコンがそれぞれ5位、6位と好成績を上げている。