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MotoGP:中上、イギリスGP決勝中止について、残念だが「安全への配慮が最優先」

2018年08月27日 18:41  AUTOSPORT web

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サイティングラップ後に路面状況を伝えるライダー
イギリスGP決勝は悪天候のためキャンセルに

 午前から降り続いた雨が原因で、第12戦イギリスGPの決勝レースは中止されることになりました。昨年のMoto2クラス決勝で優勝を飾っているLCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、19番手グリッドからスタートする予定で、レースで大きな挽回を狙っていましたが、雨のためにそのチャンスも流れることになってしまいました。

 日曜は悪天候が予測されていたために、レースディレクションはMotoGPクラスの決勝レースを11時30分開始に繰り上げる対応を取りました。しかし、雨は終日降り続いて路面状況は悪化の一途を辿りました。スタート時間を順延しながらコンディションの改善を待ったものの、事態は好転しませんでした。コース上の水たまりは掃ける気配を見せず、最終的に午後4時をもって全クラスのレースをキャンセルとする決定がくだされました。

Takaaki Nakagami
「今日のコンディションは、残念なことに、良くなる気配がありませんでした。レースをできるように皆でできるかぎりの努力をしましたが、レースディレクションは安全性を最優先して全3クラスの決勝レースを中止する決定をくだしました」

「レースをできなかったのはとても残念だし、ファンの皆さんやメディアの方々もがっかりしていると思いますが、安全への配慮が最優先なので、賢明な選択だったと思います。次戦のミザノに向けて気持ちを切り替えていきたいです」

「ミザノでは、先日のテストでもいいフィーリングを掴めています。チームにとってもホームGPになるので、全力でいいリザルト獲得を目指します」