映画『THE MAN WITH THE IRON HEART』が『ナチス第三の男』の邦題で2019年1月から東京・日比谷のTOHOシネマズシャンテほか全国で順次公開される。
冷徹な手腕から「金髪の野獣」と呼ばれ、アドルフ・ヒトラーも恐れたというナチスの高官ラインハルト・ハイドリヒにフォーカスした同作。150万人を超えるユダヤ人虐殺の首謀者となり、絶大な権力を手にしたハイドリヒの暴走を止めるべく、2人の兵士が暗殺計画の決行のために送り込まれる、というあらすじだ。原作は、2010年にフランスの『ゴンクール賞』最優秀新人賞受賞を受賞し、2014年の『本屋大賞』翻訳部門で1位を獲得したローラン・ビネの小説『HHhH プラハ、1942年』。
38歳で暗殺されたラインハルト・ハイドリヒ役に、『猿の惑星:新世紀』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジェイソン・クラークがキャスティング。ハイドリヒの妻・リナ役を『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク、チェコ亡命政府によって選抜された暗殺実行犯をジャック・オコンネルとジャック・レイナー、レジスタンスの恋人役をミア・ワシコウスカが演じる。『フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争』のセドリック・ヒメネスがメガホンを取った。
発表とあわせてポスタービジュアルが公開。軍服を着たハイドリヒの姿や、「なぜヒトラーでもヒムラーでもなく、彼だったのか?」というキャッチコピーなどが写し出されている。