2018年F1ベルギーGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは9位、ブレンドン・ハートレーは14位を獲得した。
ガスリーとハートレーは、バルテリ・ボッタスのグリッド降格でひとつ繰り上がり、それぞれ10番グリッドと11番グリッドからスタート。ガスリーはスーパーソフトタイヤ、ハートレーはソフトタイヤを選択した。ふたりはスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれることなく、序盤ガスリーは8番手、ハートレーは12番手を走行した。
ガスリーは18周目にはボッタスにかわされて9番手となり、25周目にソフトタイヤに履き替え、10番手でコースに復帰。上位車のピットインにより、27周目には9番手に上がり、その位置を維持したまま、ウイナーと同一周回でチェッカーを受け、2ポイントを獲得した。
ハートレーは6周目に13番手、7周目に14番手に順位を落としたが、スティントを長くとって10番手に上がり、マーカス・エリクソンと何度かポジションを入れ替えるエキサイティングなバトルを繰り広げた後、32周目にピットイン、スーパーソフトタイヤに交換、14位でフィニッシュした。
ホンダは、レ・コームに続く長い全開区間でライバルたちとバトルをすることができたとして、アゼルバイジャンでの経験を生かしてパワーユニットを進歩させ、それを今回示すことができたと述べている。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
我々のマシン特性を考慮すると厳しい戦いになることを想定して臨んだレースだっただけに、高速サーキットであるスパ・フランコルシャンで2ポイントを獲得できたことは喜ぶべき結果だと思います。
ピエールは終始、非常に素晴らしい走りを見せて入賞圏内をキープしましたし、ブレンドンもポイントには届かなかったものの、いくつかのオーバーテイクも含め、ライバルといいバトルを見せてくれました。
今回のポイントはチーム全員の努力により獲得したものですし、パワーユニットとしても週末を通して問題なく、安定したパフォーマンスを発揮することができました。
次もパワーユニットには厳しいモンツァサーキットでの戦いとなりますが、スクーデリア・トロロッソのホームレースですし、いいレースができればと思います。