2018年F1ベルギーGPの土曜予選で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは8番手だった。
■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=8番手
ここではタイミングが難しいし、天候が予測不可能だ。雨が振り始めた時、これからひどくなっていくだろうと考えたが、5分後には路面が乾き始めたんだ。僕らはそのころにはタイヤも燃料も使ってしまっていた。チームとしては、まだ路面がそれほど濡れていない段階で、できるだけ早くインターミディエイトに履き替えて出て行くことが正しいと考えた。ところが実際には、予選終盤にコース上にいたマシンが最高のコンディションで走れたわけだ。
普通なら、雨が降り始めたらどんどんひどくなるものだけど、今日はそうではなかった。不運だったんだ。今になって考えれば戦略がうまくいかなかったということになるが、あの瞬間には正しいことのように思えた。スパでは、ピットレーンで雨が降っていても、コースの反対側では気温が40度なんてこともあり得る。僕らにとってはうまくいかなかったね。
週末中、ずっとスピードの面で苦労してきたし、まだはっきりしない部分もある。Q1を突破するのにタイヤを2セット使わなければならなかった。ここで速さを発揮できると期待していたわけではないけれど、こんな状況に陥るはずではなかった。明日のレースの前に、今夜いくつか答えを探り出したい。
ここまではあまり速さを出せていないが、8番手スタートとはいえ、明日については多少楽観的になってもいいと思う。僕らは(8番手よりも)上の力があるから、そこから追い上げていけるだろう。前にいる何台かはレースペースが僕らほど良くないはずなので、グリッドより順位を落とすのではなく、上げていけるはずだよ。