2018年F1ベルギーGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンはポールポジションを獲得した。今シーズン6度目、スパ・フランコルシャンでは記録となる5度目のポールだった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=ポールポジション
ウエットでのドライビングは本当に好きなんだけど、今日のコンディションがどれだけ難しかったかは言葉に表せないほどだ。誰もが恐る恐る走っていて、ロックしないようにと祈っていた。
Q3ではスリックで走った後、すぐにインターミディエイトに履き替えた。つまり何かを試したり、グリップを探ったり、コースのどこが乾いているのかを理解するために走れる周回が少ししかなかったということになる。
ターン1でコースアウトして、その次の周ではターン12でもミスがあったから、最後の1周ですべてをうまくまとめるしかなかった。最後の数分、コースは乾き始めていたんだ。
ペースがあることは分かっていたので、あとは正しいバランスを探り出すだけだった。でもコーナーごとにバランスが違っていた。今日みたいなコンディションで走るのは大好きだ。
ドライのままだったら、ライバルと激しいポール争いになると思っていた。ただ、僕の方がフェラーリより速くて、彼らの前に出ることができるとも考えていたんだ。ここ数戦では彼らが本命視されているが、それでも僕らは彼らに勝ってきた。
昨日のセバスチャン(・ベッテル)のロングランペースは強力だったから、明日は難しいレースになるかもしれない。僕らに勝てるだけのペースがあるかどうかは分からないけれど、持てるものはすべて出し切るよ。1周目、レ・コームまでは距離が長いしフェラーリはストレートで驚くほど速いことは分かっているので、それが明日、どんな展開をもたらすのか、注目していよう。