鈴鹿10時間のスタートシーン インターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦・第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レースは8月26日、鈴鹿サーキットで午前10時から決勝レースがスタートした。ポールポジションスタートの28号車フェラーリがペナルティで順位を落とし、メルセデスAMG・チーム・グループMレーシングの888号車メルセデスが首位に立っている。
いよいよ今季から新たなレースとして生まれ変わった、鈴鹿10時間の決勝レースがスタートした。この日は8時からウォームアップが行われた後、ストレートにななめに止めるスタイルのグリッドで行われたスタート進行を経て、10時にフォーメーションラップのスタートが切られた。
ただ、フォーメーションラップスタート時にポールポジションだったニック・フォスター/デイビッド・ペレル/吉田広樹組ハブオート・コルサの28号車フェラーリ488 GT3が始動できず。メカニックの助けを借りてスタートし、遅れてフォーメーションの隊列に加わることになる。
スタート後、28号車フェラーリはそのままリードを築き、2番手スタートのメルセデスAMG・チーム・グループMレーシングの888号車メルセデスが続くことになるが、その後方ではAudi Team Hitotsuyamaの21号車アウディR8 LMSと、サンエナジー1・レーシングの75号車メルセデスのバトル、さらに安田裕信が駆るGAINERの11号車ニッサンGT-Rを先頭にマンタイの911号車ポルシェ、アブソリュートの6号車アウディ、ストラッカの43号車メルセデスのバトルが展開されたりと、日欧のチームが競り合うシーンが見られた。
スタートから30分が過ぎる頃になると、タイヤのデグラデーションが出はじめ、コーナーで姿勢を乱すマシンが出はじめる。そのなかでストラッカの42号車メルセデスがS字でコースアウトしたり、Modulo Drago CORSEの34号車ホンダNSX GT3がバトルの中で接触のペナルティをとられるなど、波乱も出はじめた。そんななか、首位のハブオート28号車もスタート手順違反により、開始から1時間が経とうかというところで、ドライブスルーペナルティが下ってしまう。
このレースでは65分を越えてドライブすることはできないが、それにともない開始から1時間前後というところで、各車が続々とピットイン。ピットアウトまでの時間も定められているため、スーパーGTとは異なるスタイルのレースが展開されている。
1時間を過ぎたときにトップに立っていたのはサンエナジー1の75号車メルセデスで、賞金10万円を獲得。ただピットイン後はグループMレーシングの888号車メルセデスが首位。ハブオートの27号車フェラーリが2番手、75号車メルセデスが3番手に続いている。日本勢では、ヒトツヤマのアウディが6番手、追い上げをみせているメルセデスAMG・チーム・グッドスマイルの00号車が11番手に続いている。