インターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦・第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レースは8月24日、鈴鹿サーキットで公式セッションがスタートしたが、今回参戦しているメルセデスAMG・チーム・グループMレーシングの888号車メルセデスAMG GT3のカラーリングは、実はあるアニメキャラクターをベースにしているのだとか。
世界各国からさまざまな車種のGT3カー/JAF-GTカーが集い、見た目に楽しいレースとなっている今回の鈴鹿10時間。日本からエントリーしている谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉組メルセデスAMG・チーム・グッドスマイルの00号車『桜ミク』号は、日本の熱いファンのみならず、その日本らしいカラーリングで海外チームからも高い注目を集めている。
また、今回はエヴァンゲリオンカラーの2台も参戦している。JLOCの平峰一貴/マルコ・マペッリ/アンドレア・カルダレッリ組88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3はエヴァ初号機カラー。また、元嶋佑弥/高橋翼/飯田太陽組87号車はエヴァ弐号機のカラーリングに彩られている。
一方、海外から参戦しているチームのなかには、日本を意識したカラーリングもある。アウディスポーツ・チームWRTの66号車は、白地にアウディのワークスカラーリングパターンが描かれ、それに加えて日の丸を描いたカラーリングとなっている。
そして、ブランパンGTシリーズ・アジアの最強チームのひとつであるメルセデスAMG・チーム・グループMレーシングは、今回の鈴鹿10時間にホワイトとレッド、ブルー、そしてイエローのラインが加わったカラーリングで登場した。
ふだん2台体制で参戦しているブランパンGTシリーズ・アジアでは、シルバーのベースに999号車がレッド、888号車がブルー、GT4の666号車がゴールドとそれぞれラインが入るカラーリングだが、今回はまったく印象が異なる。
実は鈴鹿入りしてから施されたこのカラーリング、日本ということで、あの『機動戦士ガンダム』からインスピレーションされたものなのだとか。チームスタッフに聞くと「ガンダムが由来だよ! チームオーナーからこのカラーリングにしろと指示が来たんだ」とのこと。
曲線が基調のメルセデスAMG GT3で、そこまでガンダムらしさが強調されたわけではないし、“非公認”のカラーリングだが、たしかにこの塗り分けはガンダムと同じもの。オーナーからの日本への気持ちの表れということのようだ。