8月23日、ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)とLCRホンダ・カストロールは、カル・クラッチローとの契約更新を発表。クラッチローは2020年まで同チームからMotoGPクラスに参戦するとともに、引き続きHRCライダーとして戦うことが明らかになった。
イギリス人ライダーのクラッチローは2015年からホンダのサテライトチーム、LCRホンダ・カストロールからMotoGPクラスを戦い、今年で参戦4年目。チーム、そしてHRCとは2018年から2019年まで契約を結んでいたが、このほどそれが2020年まで延長された。
クラッチローは同チームで3度の優勝に加え、2度のポールポジションを獲得している。また、2018年のMotoGPクラスルーキーでありクラス唯一の日本人ライダー、中上貴晶のチームメイトでもある。
クラッチローは今回の契約更新に際し、「HRCとLCRホンダ・チームとの関係を2020年まで続けることが決まってうれしいよ」とよろこびを語った。
「僕たちはつねに懸命に働いているし、成功も収めた。そして、今後もそれは続いていくだろう。以前、僕が言っていたようにすばらしいサポートをもらっているし、ホンダと(チーム代表の)ルーチョ(・チェッキネロ)、そしてチームから、レースの度に競争力のあるバイクを手に入れることができるんだ」
また、HRC社長の野村欣滋氏は「カルと契約を延長できてうれしいです。去年はHRCのファクトリーライダーとして、彼と2018年、2019年の契約を行いました。今年、カルはファクトリーライダーとして充分な力強い才能とパフォーマンスを発揮しており、カルとの契約延長を決断しました」とクラッチローを評価。
チーム代表のルーチョも「少なくとも2020年までカルとともに戦えることをうれしく思う。カルはすばらしい才能を発揮できると信じているよ」とコメントしている。