映画『生きてるだけで、愛。』が、9月26日からイギリス・ロンドンで開催される『第26回レインダンス映画祭』コンペティション部門に出品されることが発表。あわせて新たな場面写真が公開された。
11月9日に全国で公開される同作は本谷有希子の同名小説が原作。同棲中の恋人・津奈木に日常的に理不尽な感情をぶつけてしまう寧子と、彼女の怒りを静かにやり過ごす日々を送る津奈木の前に津奈木の元恋人・安堂が現れたことで、2人の関係に変化が訪れる、というあらすじだ。過眠症で引きこもり気味の寧子役に趣里、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れる津奈木役に菅田将暉、津奈木と別れるよう執拗に寧子に迫る安堂役に仲里依紗がキャスティングされている。監督は同作が初の長編監督作となる関根光才。
同作は『第26回レインダンス映画祭』でワールドプレミア上映。同映画祭で初監督作となる短編映画での受賞歴を持つ関根監督は、「私の監督としての人生のスタートを形成してくれた映画祭でもあります。そんなレインダンス映画祭に、長編初監督作品が出品されることにはものすごい感慨をひとり感じております。コンペなので結果はこれから、どうか世界の人にも届くよう、祈っています」とのコメントを寄せている。
新たに公開された場面写真では、趣里演じる寧子が菅田将暉演じる恋人・津奈木と同棲中の部屋で物思いにふけるシーンが捉えられている。
■関根光才監督のコメント
映画祭では、2005年に私の監督初作品となった短編映画『RIGHT PLACE』がFilm Of The Festival 賞を受賞し、そのきっかけを得て制作した2006年度本映画祭トレイラー『Daughter』でカンヌ国際広告祭のヤングディレクターズアワードでグランプリを受賞するなど、私の監督としての人生のスタートを形成してくれた映画祭でもあります。そんなレインダンス映画祭に、長編初監督作品が出品されることにはものすごい感慨をひとり感じております。コンペなので結果はこれから、どうか世界の人にも届くよう、祈っています。