トップへ

酒井若菜、『グッド・ドクター』第8話に出演へ 『透明なゆりかご』とは違った母親像を演じる

2018年08月23日 16:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 山崎賢人主演ドラマ『グッド・ドクター』の第8話(8月30日放送)に酒井若菜が出演することが決定した。


 本作は、山崎演じる、自閉症スペクトラム障害でコミュニケーション能力に障害を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が主人公。幼い頃から小児外科医になることが夢だった湊が、ある日、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことに。周りの偏見や反発にさらされながらも、上野樹里演じる、同じ小児外科の瀬戸夏美や藤木直人演じる高山誠司らとともに、子供たちの命のために闘い、子供たちの心に寄り添い、そして子供たちとともに成長していく姿を描く。


 7月12日放送の初回は、フジテレビ木10枠として『営業部長 吉良奈津子』(2016年)以来の2桁となる11.5%を記録(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)。またフジテレビが運営する動画配信サービスのFODにて行っている見逃し配信では、『グッド・ドクター』がドラマ初回における最高視聴数を樹立した。


 そんな『グッド・ドクター』の第8話に出演する酒井が演じるのは、ガンの息子・陽翔(鳥越壮真)と、陽翔の兄・翔太(池田優斗)の兄弟を抱える母親・早見香織。もともと長野で暮らしていた香織たちだったが、小児外科医として日本でトップクラスの高山に陽翔を診てもらうため、仕事のある夫を残し、翔太を連れて東京へ引っ越すことに。陽翔のガンを治療するためなら何でもやるという香織は、泊まり込みで陽翔に付き添っているため、どうしても家事に手が回らず、アパートに帰ってきた翔太の前には、「あたためてね」というメモとともにラップに包まれた焼きそばだけ。そんなある日、香織が昏倒する事態が起こる。


 酒井がフジテレビ系連続ドラマに出演するのは、『火の粉』(2016年)以来2年ぶり。現在放送中の『透明なゆりかご』(NHK総合)でも主人公の母親役を演じている酒井が、どう演じ分けるのか注目だ。


■酒井若菜 コメント
●出演に寄せて
1話の放送を見て、ものすごくしっかり練られているドラマだなと思い、それ以降の回も夢中になって見ていたので、オファーをいただいた時は、率直にとてもうれしかったです。第8話の演出の金井監督とは助監督をやってらっしゃった時に何度かお仕事をさせていただいたことがあったのですが、監督になられてからはこの作品が初めてで。なので今回は、私があらかじめ役を自分の中で作り込んでおくのではなく、フラットな状態で現場に臨み、金井監督の撮りたいものに応えて、どんどん香織という役に色を付けていってもらう形で演じていければと思っています。


●撮影現場の雰囲気
すごく良い現場だよ、と噂で聞いていたんですけど、想像以上に良い現場で。ゲストとして撮影に行くと緊張してしまうことも多いのですが、まず、スタッフの方が明るいので、和ませてくださって。キャストも温かい方たちばかりで、そういった空気感で迎えてくださることを有難いと感じています。


●山崎賢人、上野樹里の印象
山崎さんとは初めて共演をさせていただくのですが、『グッド・ドクター』を見て、とても良い役者さんだなと思いました。湊先生という役は、キャラクターに寄せて演じてしまうこともできたのだろうけれど、そうではなく、役に芯を持って演じていらっしゃって、私は大ファンになりました。現場でお会いすると、とても可愛らしくピュアなかたなので、悪いところが見つからないですね(笑)。上野さんは、ご本人の人柄も好きだし、役も魅力的で。ご本人の役に臨む姿勢や、人の気持ちに寄り添う優しさに、こういう人がそばにいてくれると救われるな、と思うと同時に、夏美先生のような医師がいれば良いなと思いながら、毎シーン撮影をしています。


●視聴者へメッセージ
第8話は、これまでの病院を舞台にした作品ではあまり描かれてこなかった人物にも、光を当てているストーリーになっていると思います。病気の子供、看護する親、はもちろんのこと、その影には別の思いを抱えている人物もいるということが今回描かれることで、救われる人がたくさんいるんじゃないかと思います。


※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記(リアルサウンド編集部)