FIA F2に参戦しているMPモータースポーツは、8月24~26日に開催される第9戦ベルギーから、ロベルト・メリに代わり、ドリアン・ボッコラッチを起用すると発表した。
2015年に当時のマノー・マルシャでF1デビューを果たしたメリは、2017年にF2第2戦スペインにカンポスからスポット参戦、第8戦ベルギーからはラパックスに所属していた。2018年にはMPモータースポーツに移籍し、第4戦モナコレース1では3位表彰台を獲得するなど好走をみせていた。
しかし、MPモータースポーツは8月22日、第9戦ベルギーからメリに代わり同チームからGP3に参戦しているボッコラッチの起用を発表。ラルフ・ボシュングとコンビを組むこととなった。
新たに起用されるボッコラッチは弱冠19歳のフランス人ドライバー。フランスF4、ヨーロッパF3、フォーミュラ・ルノー2.0への参戦を経て、2017年にトライデントからGP3デビューを果たした。同年アブダビのレース2でシリーズ初優勝を果たすと、2018年にはMPモータースポーツに移籍、第5戦ハンガリーのレース2で優勝を飾った。
またボッコラッチは、ベンチュリ・フォーミュラEチームの育成ドライバーにも抜擢されている。
F2昇格が決まったボッコラッチは「GP3のシーズン途中でF2に昇格することは、MPモータースポーツの自信の現れだ。パワーとダウンフォースが増したマシンで、カレンダーの中でもっともエキサイティングなトラックでレースすることを楽しみにしている」と語った。
MPモータースポーツのチームマネージャー、サンダー・ドーズマンは「ドリアン(・ボッコラッチ)はGP3で優位に立っている。彼をプログラムのトップカテゴリーに昇格させることができてとても満足している。彼はF2マシンにすぐ適応できるだろう」としている。