2019年のMotoE開催に向け、エネルジカのエゴによるデモランが、各グランプリで行われている 2019年から新たに始まる電動バイクレース、『FIM Enel MotoE World Cup』について3回目の会議が第11戦オーストリアGP後に行われ、参戦チーム数やオフィシャルテストの日程などが確認された。
MotoEは、MotoGPをプロモートするドルナスポーツが2019年から立ち上げる電動バイクによるレースシリーズ。
イタリアの電動バイクメーカー、Energica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)のスーパーバイク『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』のワンメイク車両で、オフィシャルタイヤサプライヤーはミシュラン、開催カレンダーはヨーロッパ圏での5戦が予定されている。
前回イタリアのムジェロで行われた会議では、レースウイーク中の暫定タイムスケジュールが決定された。
レッドブル・リンクで開催された今回の会議では、参戦チームが確定。セパン・インターナショナル・サーキットが新たに加入し全12チームから18名のライダーにより参戦することが決定した。
なお、セパン・インターナショナル・サーキットは、2019年よりアンヘル・ニエト・チームのMotoGPクラスの参戦枠を引き継ぐ契約を取り交わしており、ヤマハからYZR-M1を供給されることで合意していることが7月頭に明らかになっている。
このセパン・インターナショナル・サーキットを除き、MotoGPクラスの参戦チームからは各2名のライダー、Moto2クラスとMoto3クラスの参戦チームからは各1名のライダーがエントリーし、チャンピオンシップは全18名のライダーによって争われる。
また、オフィシャルテスト日程は11月23~25日のテストを皮切りに、2019年3月13~15日、4月23~25日と3回が予定されている。開催地はすべてへレス・サーキットだ。
レースの開催地はいまだ明らかになっていないが、第13戦サンマリノGPで発表される予定だという。
MotoEのシリーズディレクター、ニコラス・グベール氏は「この会議が行われる前、冬に行ったテストでの情報を共有し、エネルジカのテストを行った。ミシュランタイヤのテストを行い、すべてがうまくいった。ロリス・カピロッシとアレッサンドロ・ブランネッティがMoto3クラスのラップタイムでレッドブルリンクを周回した」と、MotoE開催に向け順調な進捗状況を語った。
■MotoE参戦チーム(2ライダー)
・Tech 3 Racing
・LCR Team
・Pramac Racing
・Esponsorama Racing
・Gresini Racing
・Angel Nieto Team
■MotoE参戦チーム(1ライダー)
・Sepang International Circuit
・Marc VDS Racing Team
・Ajo Motorsport
・Pons Racing
・Dynavolt Intact GP
・SIC58 Squadra Corse