世間には色んな性格の人がいる。中には、とても大人とは思えないほどわがままでしつこい人もチラホラ。そういう人って、多くの人々に面倒くさい存在だと認知され、嫌われ拒まれても、当人にその自覚がなかったりする。(文:松本ミゾレ)
先日、ガールズちゃんねるで「根掘り葉掘り聞く人に嘘をつくこと」なるトピックを立てた人物も、そういうめんどうな人に困っている一人だ。トピ主は最近、個人的なことを聞き出し、学歴や勤務先を特定しようとする面倒くさい人に粘着されているという。
「私自身の学歴や勤務先だけでなく、親や夫の学歴や勤務先を特定しようとする人がいます。最寄り駅から会社を特定しようとされます」
「そういう人ってオウム返しすると自分は濁して答えないから、こちらも笑って答えない」
話を逸らしてもすぐ軌道修正する相手に困り、あるとき咄嗟に嘘をついたそうだ。しかし、なんとなく罪悪感に苛まれたトピ主。「皆さんは、こういう時に嘘をつきますか?」と意見を募っている。趣旨はつまり、質問魔をどうあしらえば良いか。これに集約されるということだろう。
こういう質問魔に困っている人は、この女性だけではないはずだ。つっぱねる訳にもいかず、尋ねられるままに答えているうちに言わなくてもいいことまで言ってしまい後悔したり。相手に同じ質問をして聞き返したらはぐらかされて、もやもやした思いを抱えたり。
信頼関係があっても聞きづらいプライベートな話題でも、特に仲良くもないのにずけずけ聞いてくる人。答えないとこちらが悪いような気持ちになってしまうこともあるし、本当に面倒だ。
トピックには、実際にこの手の相手に効果がありそうな防衛アドバイスもいくつかある。引用して紹介したい。
「露骨に嫌な顔してみたら? 年上だろーけどデリカシーなさすぎ」
「そういう人ってオウム返しに聞いてやったら、笑って濁して自分は答えないから同じようにこちらも笑って答えないようにしてる」
「ハッキリ『話したくないです』と言う。大抵怒ってるけど知らんわ。プライベート踏み込みすぎな方が悪い」
「『マスコミかよ!』って言う」
「私は『あなたに興味がありません』オーラを全開にして『ちょっとわかりません』『あーどうだっけな?』『へー』この3つで逃げ切ります!」
嘘を付くと「それにも色々突っ込まれてボロが出ます」
ご覧のとおり、トピ主が「こんなとき嘘をつく?」と意見を募っていたものの、蓋を開けると、なるべく嘘をつかない方向できっぱり拒絶するという声が多かった。一部には嘘をついて対処したという声もあったものの、
「職場に何でも聞いてくる人がいるんだけど、適当な嘘をつくとそれにも色々突っ込まれてボロが出ます」
というコメントが。その場しのぎにはなっても、長い目で見ると嘘は危険のようだ。個人的にも、嘘でお茶を濁すと際限が付かなくなるし、あまり意味がないと思う。
そもそも、嫌がっているのにプライバシーな部分をしつこく追及する時点で相手はまともではない。そんな輩とは距離を作るべきなので、きっぱりと「お前はおかしい」と言って聞かせてみてはどうだろうか。この手の人、指摘しないと本当に聞き続けてくるし。