第100回高校野球選手権決勝は、秋田県勢103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業高校を大阪桐蔭高校が制し、史上初の2度目の春夏連覇となった。甲子園にはかかせないのが応援のブラスバンドだが、ネットでは、大阪桐蔭・吹奏楽部の演奏が「レベルが高すぎる」と話題になっている。
大会第16日目もQUEEN『WE WILL ROCK YOU』、Linked Horizon『紅蓮の弓矢』、嵐の『夏疾風』、ロッシーニの歌劇『ウイリアム・テル』序曲、DA PUMP『U.S.A』など、様々なジャンルの楽曲が演奏されている。ツイッターでは、
「桐蔭ブラスバンド半端ないわ まだリリースされてないはずの福山さんの甲子園を難なく応援歌verで演奏してるんだもの」
「桐蔭のブラバン 福山雅治と嵐の今大会のテーマソングもう入れてるし こいつら化け物か」
「大阪桐蔭のブラスの余裕と言いますか、壮大さ、華やかはもう言うまでもないかなあと。新曲で流行りの曲をガンガン使ってくるところもそのレベルの高さを象徴させてますね」
という声があがっている。
決勝当日は夕方からコンサート、公開リハーサルは中止
大阪桐蔭は吹奏楽の強豪校でもある。全日本吹奏楽コンクールでの金賞も多く、2017年にはウィーン国際青少年音楽祭吹奏楽部門コンクール1位、第20回ミッド・ヨーロッパ音楽祭国際青少年吹奏楽コンクール全部門総合グランプリを受賞している。
大会決勝当日も17時半から兵庫県尼崎・あましんアルカイックホールでコンサートを行う予定だ。朝日新聞CSR推進部のツイッター公式アカウントである「吹奏楽コンクール」は、
「大阪桐蔭吹奏楽部、今日も部員170人で熱奏です。ついに、この夏は、最初から最後まで全員応援でしたね。今日は、尼崎で夕方からコンサート。朝からリハーサルをして、まずは120人が甲子園へ。少し遅れて主力50人が甲子園入りしました」
と投稿している。これに対して「凄すぎる!吹奏楽本番前に灼熱の中で演奏。野球も吹奏楽も応援してます」という声が寄せられた。なお同吹奏楽部のサイトには「公開リハーサルは諸般の事情により無くなりました。チラシの内容を訂正し、お詫び申し上げます」と記載されている。
また翌22日も名古屋国際会議場での演奏も予定されており、「吹奏楽コンクール」公式アカウントは、
「大阪桐蔭の梅田先生、ここのところ、今日と明日予定されている尼崎と名古屋もコンサートのことが、悩みのタネでしたコンサート前に予定していた公開リハーサルは中止になってしまいましたが、コンサートはなんとか実施。尼崎が甲子園から近くてよかったですよね」
とコメント。試合終了後は「大阪桐蔭吹奏楽部、あと1時間で尼崎のコンサート開演です。主力は、一足先に大急ぎで尼崎へ向かっているころだと思います。気をつけてね」と労った。