UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
#7 UOMO SUNOCO SF14
#8 UOMO SUNOCO SF14
2018年スーパーフォーミュラ第5戦(ツインリンクもてぎ)レースレポート
大会概要
2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦
大会名称
ツインリンクもてぎ2&4レース
開催日時
8月18日土曜(予選)
8月19日日曜(決勝)
開催サーキット
ツインリンクもてぎロードコース(1周4.801379km)
同時開催レースカテゴリー
・2018年全日本F3選手権第10戦&第11戦&第12戦
・2018N-ONE OWNER’S CUP Rd.11
・2018年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦(JSB1000)
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS参戦体制
#7 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:トム・ディルマン
出身地:フランス
生年月日:1989年4月6日
身長:177cm
体重:63kg
血液型:O型
エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:スティーブ・クラーク
チーフメカニック:甲賀大毅
#8 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:171cm
体重:61kg
血液型:A型
エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:ライアン・ディングル
チーフメカニック:北井修司
予選(8月18日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:32度/路温:42度(Q1開始時)予選Q1開始:14時30分
全7戦で催行される全日本スーパーフォーミュラ選手権、今季残すところは3戦となった。第5戦はツインリンクもてぎでの戦いである。第3戦SUGOでトム・ディルマンが4位、第4戦富士で大嶋和也が7位にそれぞれ今季初入賞、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSは次第にいい流れをつくりつつあるところだ。
マシンのパフォーマンスをさらに向上させ、夏のツインリンクもてぎで一層の飛躍を狙う。予選日はこの時季にしては暑さ控えめなコンディションに。オーバーテイクが難しいコースだけに、少しでも前のグリッドを獲得したい。
#7 UOMO SUNOCO SF14 トム・ディルマン選手
予選結果:11位(予選Q2ベストタイム:1分32秒125)
ドライコンディションの予選はQ1がミディアムタイヤ限定、Q2以降はより柔らかく、高いグリップ力を発揮するソフトも装着できる規則だ。もてぎでのレースは初めてのディルマンだが、Q1では安定的にQ2進出圏につける戦いぶりを披露。見事8番手でQ1突破を果たした。
続くQ2でも健闘したが、このカテゴリー特有の僅差接戦のなか、11位に。Q3進出圏の8番手まで、あとわずか0.139秒だった。
#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手
予選結果:15位(予選Q1ベストタイム:1分33秒773)
大嶋はブレーキまわりに問題を抱えつつの予選となってしまったが、それでもQ1の最後の土壇場までQ2進出圏内につけていた。しかし15号車のタイムアップにより、0.030秒差で惜しくもQ1落ち。
Q2以降で使えるソフトの方にいい感触をもっている今季だけに、ミディアム限定のQ1を突破しさえすれば上位グリッド獲得も期待できた状況、無念の結果だ。決勝での逆転入賞に照準を切りかえる。
決勝(8月19日)
天気:晴れ~曇り/コース状況:ドライ 気温:30度/路温:42度(決勝開始前)
フォーメーションラップ開始:14時15分
決勝レース周回数:52周(約250km)
#7 UOMO SUNOCO SF14 トム・ディルマン選手
決勝結果:12位(所要時間:1時間25分29秒147、ベストラップ:1分35秒389)
やや曇天気味ながら決勝もドライコンディションに。ソフトとミディアム、両方のタイヤを使わなければならない原則が適用される。ディルマンは11番グリッドからミディアムで発進し、給油すれば残り距離を走り切れるタイミングでピットインしてソフトを履く作戦だ。
1周目にひとつポジションを下げ、4周目にソフトで走る19号車に先行を許し13番手となったディルマンは、9周終了時にピットへ。ここから追い上げを、というところだったが、前を走っていた2号車も同じタイミングでピットインしたため、ふたたびその後ろとなってしまう。
展開も味方せず、他車も交えた中団での接近戦が続いた。41周目に2号車を抜くが、その後も集団を脱せず、12位でのゴールに。
#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手
決勝結果:5位(所要時間:1時間24分58秒816、ベストラップ:1分35秒015)
大嶋はミディアムで15番グリッドからスタートし、1周目にソフトへと交換。燃費的にもう一度ピットインが必要にはなるが、そこでもソフトに交換すれば、速い方のタイヤであり、しかも得意とするソフトで52周のうち51周を走れる利点を狙った作戦で浮上を狙う。
他車に邪魔されずに単独で長く走れることもこの作戦のメリットになるが、2周目以降、大嶋は素晴らしいペースで走り続けた。トップとの差が詰まっていくほどのペース、31周目には19号車をパスするなど、好パフォーマンス発揮で流れも引き寄せていく。
大嶋が38周目に自身2度目のピットを済ませ、他車のピット作業もひと通り終わった40周終了時で順位は8番手、入賞圏確定だ。43周目には5号車をパス、7番手へ。さらに最終盤、4号車と16号車も抜き、大嶋は都合10ポジションアップで5位入賞を果たした。
トム・ディルマン選手のコメント
「もてぎでのレースは初めてでしたが、ブレーキングが多用されるこういうコースも私は好きですね。このレースウイークは特に予選でのマシンパフォーマンス向上に取り組み、ミディアムでのそれに前進を果たすことができたと考えています」
「ただ、決勝では流れが向かず、序盤にピットインした後はレースの最後まで常に誰かしらが自分の前にいる、そんな状況でした。ペースを上げられず残念なレースでした」
大嶋和也選手のコメント
「ソフトでのマシンの感触は良かったですし、前戦富士以上にいいレースができたと思います。予選で出ていた問題も解決されましたし、決勝レースの内容に関しては満足できるところですね」
「ただ、レースウイーク全体としては、まだまだ改善すべき点もあると思っています。次の岡山はチームとしてデータも豊富で好実績ですし、自分も去年、感触が良かったので、予選から上位で戦えるようにしたいですね」
片岡龍也監督のコメント
「大嶋に関してはほぼ作戦通り、狙い通りのいいレースができました。単独で速く走ることが今回の作戦の重要ポイントだったわけですが、ハイライトは2回目のピットインの前に大嶋が19号車をコース上でパスしてくれたことです。あそこで抜けずにタイムロスしていたら、上位に入ることは難しくなっていたでしょうからね。ドライバーも頑張ってくれましたし、チームとしても作戦、ピット作業をしっかりやれました」
「一方でトムの方は作戦的な流れが良くなく、集団に埋もれてしまったのは申し訳ないところです。マシンの仕上がり的にももうひとつでしたね。ただ、チーム全体として、第3戦SUGO、第4戦富士、そして今回の第5戦もてぎと、ステップ・バイ・ステップで良くなってきていると思います」
「予選、特にミディアムタイヤに課題はありますが、そこも今回かなり改善できたと感じています。大嶋もブレーキ関連の問題が出なければQ2進出はもちろん、Q3に残ってトップ5あたりが見えていたはずです。この流れを次の岡山でもっといいかたちにできるよう、頑張ります」
シリーズランキング
トム・ディルマン:10位タイ/5ポイント
ピエトロ・フィッティパルディ:-位/-ポイント
大嶋和也:8位タイ/6ポイント(今回4ポイント獲得)
チーム(#7+#8):6位タイ/11ポイント(今回4ポイント獲得)
観客動員数
開催期間中延べ入場者数:約3万7000人
8月18日土曜(予選日天気:晴れ)1万6500人
8月19日日曜(決勝日天気:晴れ~曇り)2万500人
イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:8月18日10:50~11:35
8月19日10:50~11:35
主催:日本レースプロモーション、ツインリンクもてぎ
参加者:トム・ディルマン、大嶋和也
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることができました。
キッズウォーク
開催日程:8月18日17:00~17:30
グリッドウォーク
決勝レース前に実施。