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Amazon宅配ドライバーから怒りの不在届 怯える女性に世間の反応は冷ややか(英)

2018年08月20日 21:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

Amazon 宅配ドライバーが残した不在届(画像は『The Sun 2018年8月16日付「SPECIAL DELIVERY Amazon delivery driver leaves single mum angry note saying ‘you messed me about’ while she was in hospital with her mum who suffered broken hip」(IMAGE: DEADLINE NEWS)』のスクリーンショット)
大手通販サイト「Amazon」を利用して商品を注文する人は世界中に存在する。特に、注文した品物が翌日に到着する「Amazonプライム」は便利だ。しかしこのほどAmazonプライム会員であるイギリス在住の女性が、ある商品を注文したが留守にしており、宅配ドライバーから怒りの言葉が綴られた不在届が残されていたことで恐怖に怯えているという。『The Sun』などが伝えた。

リサ・ジェーン・ワトソンさん(45歳)は8月13日、Amazonプライムで「Yankee candle(ヤンキーキャンドル)」のプラグ用交換リキッドを注文した。翌日に届くことは分かっていたものの、リサさんは腰の骨を折った母親に付き添って病院へ行き、自宅に戻ってきたのは夕方だった。

するとリサさん宅のドアに設置された郵便受けに不在届が入っていた。商品は隣人に預けてあったが、不在届を見たリサさんは殴り書きされたメッセージに驚いた。そこには「あんたのせいで30分も無駄にした」「今度からは電話に出ろ!」とあり、リサさんは心境をメディアでこのように打ち明けた。

「こんな怒りのメモを書き置きされるなんて怖いですよ。私にはまだ幼い娘が2人いるし、シングルマザーだから怒ったドライバーがまた家にやって来るんじゃないかと思うと恐怖です。だから戸締りもしっかりして、娘たちにはドアを絶対開けないようにと伝えてあります。タダでさえストレスが多いのに、こんなことでストレスを増やしたくはありません。最低ですよ、こんな不在届を残すのは。この先、通販で注文することにナーバスになってしまいます。」

リサさんによると荷物を受け取れなかった時、携帯電話にロンドン市内の固定電話とみられる着信が13件もあったという。見知らぬ番号ではあったが、3度ほど出たにもかかわらず何も聞こえなかったため、その後の同じ番号からの電話には出なかったそうだ。ちなみに宅配ドライバーは、顧客に直接アクセスできないようになっており、一度センターに電話しないと顧客とは話せないようになっている。配達予定日を知りながらも家を留守にし、何度電話しても出ないリサさんに、おそらくドライバーはキレたのだろう。

Amazon側はリサさんにメールで謝罪をし、「当社は真摯に苦情を受理しドライバーへの対応をする。既にドライバーのマネージャーにもこの件を伝え済みだ。現在、このドライバーはその地域への配達を外されている」と述べたようだ。さらにAmazonのスポークスマンは「我々はハイスタンダードな配達サービスを提供している。この件については現在、調査中である」と話している。

しかしこのニュースを知った人からは、「別にドライバーは脅迫なんかしてないし、ごく当たり前のことをメモしただけじゃないの? そんなことで怯えているなんて情けないわね」「Amazonはドライバーを奴隷のように扱っていることで有名なんだから、きっと配達が多かったんだろう。30分も時間を無駄にされて怒ったんじゃないか。顧客が病院に行っていることなんてドライバーは知る由もないだろうに」「こんな不在届残されたぐらいでいちいちメディアで騒ぐことでもないだろう」「確かにこういう書き置きは不適切といえる。でも、このレベルで恐怖を感じるなんて呆れる」「親が大変な時でも、あんたは通販でそうやって注文してるんだよな」「病院への予約は前から決まっていたんだろうし、翌日到着予定にせず注文すればよかったんじゃないの」というように、リサさんに対して冷ややかな声があがっている。

画像は『The Sun 2018年8月16日付「SPECIAL DELIVERY Amazon delivery driver leaves single mum angry note saying ‘you messed me about’ while she was in hospital with her mum who suffered broken hip」(IMAGE: DEADLINE NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)