ビートたけしの新作小説『キャバレー』が、8月22日発売の『オール讀物 9月号』に掲載される。
ビートたけしの書き下ろしによる同作は、漫才ブーム前夜の1970年代を舞台に若き日の綾小路きみまろやツービートといった芸人たちの成長物語を描く作品。新宿・歌舞伎町のキャバレーの雇われ店長や地回りのヤクザ、その情婦の専属歌手といったキャラクターと、ケーシー高峰ら実在の芸人たちが入り混じる内容になっている。
執筆にあたってビートたけしは、自らの記憶をもとにするだけでなく、キャバレー回りを行なっていた営業時代について綾小路きみまろ本人に取材をしたという。挿絵にはビートたけし自身が手掛けたカットが複数掲載される。
なお以前から取材などで「書き上げた」と公言していた『フランス座』も、12月に文藝春秋から刊行予定だ。