8月19日に決勝が行なわれたWEC世界耐久選手権第3戦シルバーストンにおいてトップ2フィニッシュを果たしたものの、レース後の再車検でスキッドブロック規定違反をとられ失格処分を受けたTOYOTA GAZOO Racingが20日、声明を発表した。
イギリス・シルバーストンで開催された今戦、トヨタは予選2番手からスタートした8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組)が総合1位、ポールスタートの7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)も僚友に続き総合2位でチェッカーを受け、2018/19年シーズン中3回目のワン・ツー・フィニッシュを飾った。
しかしレース後の再車検において、2台のマシンは車両下面に取り付けられているスキッドブロックの“たわみ幅”を調べる剛性検査で不適合と判断され、揃ってレース結果から除外されることとなった。
この結果についてトヨタは、2017~2018年のシーズンオフの間に行なわれたシルバーストンのコース改修で、新たに設置された縁石を乗り換えた際に発生したと考えられる衝撃によって車体前方下部にダメージを負っていたと説明している。
また、今回規定値を満たさず不適合とされたパーツは、現行車が登場した2017年初期から継続使用されているもので、直近では開幕戦スパ・フランコルシャン6時間で行なわれた同様の検査では合格していることが合わせてアナウンスされた。
トヨタは今後、第3戦シルバーストンの結果に対する対応を検討していくという。