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金足農業、野球部OB会が寄付金を募集「勝ち進むことで当初の予算を大幅に超える可能性が出てきた」

2018年08月20日 12:31  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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甲子園で熱い試合が展開されている裏で、関係者は金策に頭を悩ませている。第100回全国高校野球選手権大会の準決勝に進んだ金足農業高等学校(秋田県)の野球部OB会は8月17日、甲子園賛助金を募集すると発表した。

「勝ち進むことで、控え選手や吹奏楽の応援団の宿泊費用が必要となり、当初の寄付金の予算を大幅に超える可能性が出てきてしまいました。皆様のご協力をどうぞ宜しくお願い致します」

「寄付金の目標金額を1億にした方がいいのではないかという話も出ていた」

金足農が甲子園に出場するのは11年ぶり6度目。8月20日に準決勝で日大三(西東京)に2対1で勝利し、初の決勝進出を決めた。秋田県勢としては103年ぶりの決勝進出となる。

試合に勝ち進む中で浮上したのが、滞在費用の問題だ。監督や選手20人の旅費・滞在費は主催の朝日新聞社から一部支給されるものの、控えの選手や応援の選手の宿泊費は学校が寄付金で賄う必要がある。

金足農の担当者は、寄付金についてこう話している。

「教職員が秋田市内の学校関係者や企業の元に出向いてお願いをし、寄付金を集めています。5000万円を目標に寄付を集めていたものの、それでは足りないから目標を1億にした方がいいのではないかという話も出ていた」

スポーツジャーナリストの田尻賢誉さんは8月20日、「めざましテレビ」(フジテレビ)の取材に対し、東北地方の監督や関係者に聞いたところによると「1試合で1000万円は掛かる」と話していた。金足農はこれまで、準決勝を含む5試合を戦っているため、仮に1試合1000万円だとすれば既に5000万円掛かったことになる。

金足農の担当者によると、これまで具体的にいくら集めたのか、いくら不足しているのかは現在、集計が間に合っていないという。