トップへ

ルノーF1、ベルギーGPに新型フロアを導入。ランキング4位確保のため、2018年型マシン開発を継続

2018年08月20日 08:21  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年F1ハンガリーテストに参加したニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
ルノーF1チームのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは、サマーブレイク後も2018年型マシンの開発を続け、コンストラクターズ選手権4位の座を確保したいと語った。

 シーズン前半戦が終了し、各F1チームは徐々に2019年仕様のマシン開発に焦点を移しつつある。しかしルノーは現行マシンの開発を完全にストップしてはおらず、ベルギーGPにもさまざまなアップデートを持ち込む予定だということだ。

「すでにリソースの大部分は2019年の準備のために使用している。来年はさらに大きなステップを踏み出すつもりだ」とアビテブール。

「しかし今年型パッケージの開発も続け、改良可能な部分からパフォーマンスを引き出す必要がある」

「空力開発を推し進め、今後のグランプリでR.S.18にいくつかのコンセプトを取り入れる。それによって来年型マシンの方向性が決まることになる」

「我々はドライバー選択について、大胆かつ確固たる姿勢を貫いてきた。シャシーとエンジン開発においても同様の行動をとる必要がある」

 ルノーのテクニカルディレクター、ニック・チェスターによると、ベルギーGPにアップデートするもののひとつはフロアであるという。

「スパには新しいフロアを持ち込み、それに関連するボディワークパーツも投入する」とチェスター。

「中団争いは非常に熾烈だ。シーズン最後まで戦い抜くため、マシンのパフォーマンスを改善していく必要がある。ランキング4位を維持することを目指していく」

「(5位のハースとは)16点の差があるが、オーストリアを見れば分かるように、相手がいいレースをすれば、それぐらいの差はすぐになくなってしまう」

「レースを楽に進められるよう、予選からライバルたちに勝つことを目指す。それができなくても、ライバルに近い位置にいれば、レースではうまくやれる」

「マシンの純粋な速さを高める必要があるが、レースではうまく戦える傾向にあるので、ライバルたちに近い速さを持っていれば、決勝で彼らに勝つことができる」