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波瑠と高橋メアリージュンが友情育む 『サバイバル・ウェディング』が示した恋愛観の違い

2018年08月20日 00:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 恋愛には人それぞれの形があり、価値観の違いは時に衝突も生んでしまうだろう。その衝突を乗り越えた時の成長は『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)が描くテーマのひとつでもある。


 8月18日に放送された第6話では、黒木さやか(波瑠)と親友である三浦多香子(高橋メアリージュン)が衝突。それぞれの恋愛に対する考え方と、2人だからこそ理解し合い、支え合うことができるという強さが見えた。


【画像】今週の柏木王子(吉沢亮)


 さやかは結婚に対する憧れが強く、強引に話を進めてしまったことから石橋和也(風間俊介)との婚約を破棄されてしまっている。結婚相手に求める条件を宇佐美博人(伊勢谷友介)に聞かれた時も「優しくて、私を好きになってくれて」といかにも少女的な夢見がちな回答をしている。


 しかし実際のさやかの性格はサバサバしていて男勝り、旅行先のインドで野宿の経験もあるたくましい女性だ。このギャップに柏木祐一(吉沢亮)も魅力を感じているように見える。それにさやかが気がついているかは定かではないが、順調に進展していると言えるだろう。


 一方の多香子も頼り甲斐のあるたくましい女性という印象。姉御気質で、和也とのこれまでを忘れられないさやかを励まし、思い出の品を捨てる勇気を与えた。仕事もそつなくこなし、スタイリッシュな風貌からはデキルOLの雰囲気が溢れ出ていた。


 多香子と取引先の社員である永瀬義徳(野間口徹)の不倫が発覚する。不意にそのことを知ってしまったさやかは、多香子の口から真実を聞くまでは黙っていることに。だが、宇佐美不在の校了日、編集長代理を任された多香子はページを挿し替えることを独断で決めたものの、うまくいかない仕事のイライラからさやかに当たってしまう。そして最悪のタイミングで永瀬の妻が編集部を訪れ、多香子の不倫が皆にバレてしまうのだ。


 多香子が彼氏にフられ、仕事もうまくいかない時期に出会った永瀬に優しくしてもらったことで関係が始まった2人。多香子は「あの人だけが私を認めてくれた気がした」とさやかにこれまでの思いを吐露した。「奥さんに謝りたい。みんなにも」と、弱っていたとはいえ、自分の犯した過ちを認め、永瀬から貰った時計を手放すことを決めた。


 芯の強い女性として描かれていた多香子。しかし本当は弱った時、甘い言葉(永瀬の本意はわからなかったが)に惑わされてしまうごく普通の女性だった。そしてさやかの支えによって自分の間違いを認め、また前を向くことができた。


 さやかも和也との思い出の品を多香子の支えによって捨てることで、次のステップへと進むことができた。ココ・シャネルの言葉である「ひとりぼっちになった時、いつでも相談できる友人を1人持て。あとは仕事」といつもの宇佐美のように多香子に伝えたさやか。対照的でありながらも似た者同士の部分もある2人だからこそ、お互いの悩みに寄り添うことができるのではないのだろうか。


(馬場翔大)