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全日本F3選手権第11戦もてぎ:坪井翔がまたもポール・トゥ・ウインで8勝目。金丸が初表彰台

2018年08月19日 10:11  AUTOSPORT web

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全日本F3選手権第11戦を制した坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)
全日本F3選手権第11戦は8月19日、栃木県のツインリンクもてぎで午前8時25分から決勝レースが行われ、ポールポジションスタートの坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が3連勝。今季8勝目を飾った。2位は宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)で、3位の金丸悠(B-MAX RACING F3)が初表彰台を獲得した。

 前日の第10戦に続き、3レース制の2レースめとして開催された全日本F3選手権第11戦。朝日が差すもてぎで迎えたスタートでは、前日同様坪井が好スタートを決めトップで1コーナーへ。宮田、そして前日スタートでポジションを落とした金丸が3番手をキープする。

 4番手につけたのは大湯都史樹(TODA FIGHTEX)で、阪口晴南(TODA FIGHTEX)が5番手。その背後からは、第10戦でクラッチトラブルに見舞われてしまった笹原右京(THREEBOND)が迫り、3周目の5コーナーで阪口をかわしていく。

 勢いに乗る笹原は、5周目には5コーナーで大湯をパス。その後方では大湯と阪口のバトルが勃発し、さらに6周目から7周目にかけては、片山義章(YTB F318)、河野駿佑(HubAuto F318)、藤波清斗(B-MAX RACING F3)、根本悠生(Albirex-RT)らによる激しい7番手争いが展開された。これを制したのは河野で、藤波が8番手に続いた。

 中団の激しい戦いは終盤に至るまで続き、9番手を争った根本と片山が130Rからヘアピンに至るまでサイド・バイ・サイドの戦いを展開するが、バックストレートで前にいた片山のリヤに、根本のフロントが接触するかたちになってしまい、片山がスピン。ガードレールにヒットした片山はマシンを下りてしまった。

 一方でトップを走る坪井は、宮田との差をわずかながら開き続けると、トップを守りきりチェッカー。今季8勝目を飾ることになった。坪井はファステストラップも記録しており、第10戦に続くフルマークとなった。

 2位は宮田で、3位は終盤背後まで迫った笹原を抑えきった金丸に。今季から全日本F3選手権に参戦を開始した金丸にとっては、初めての表彰台獲得となった。追い上げた笹原が4位、阪口が5位、大湯が6位という結果に。河野が7位、藤波が8位でチェッカーを受けた。なお、F3-Nに参戦しているジェイク・パーソンズ(NODAレーシング)は、今回もチェッカーを受け、新規定でのF3-Nチャンピオンを決めている。