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【最新版】小売業界の働きやすい会社ランキング 1位の高島屋は「幸せな会社生活が送れる可能性は高い」

2018年08月18日 10:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は8月10日、「小売業界の働きやすい企業ランキング」を発表した。

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価)が高い医薬品業界に属する企業をまとめた。

三越伊勢丹「百貨店業界のなかでは比較的給与面は良い。正社員登用制度も」

1位:高島屋(3.41点)
~タイにも出店予定。ASEAN諸国中心に海外の店舗増へ~

大阪・難波に本社を置き、180年以上の歴史がある老舗百貨店「高島屋」。各エリアに合った「まちづくり」を含めた戦略を推進しており、日本橋では2018年に専門店エリアを増床。働き方改革にも注力し、さまざまな制度を整えている。2017年にはサテライトオフィスや在宅勤務制度も導入。「ダイバーシティ経営100選」に選ばれ、「えるぼし」「プラチナくるみん」認定も受けている。

「営業ということで結果が数字に表れてやる気アップにつながる。また当社ならではのルートがあるので営業はし易いかと思います。販売担当時代よりも自由に仕事ができるので、裁量をもって仕事をやりたい方にはもってこいだと思う。上長との面談では自己管理も問われ、評価の対象になっている」
(法人営業 20代後半 男性 年収400万円)

「とてもいい会社。おすすめ。女の人はとても働きやすい。上司は優しい人が多く、幸せな会社生活が送れる可能性は高い。歴史のある会社はお客様の質が良く働きやすい」
(代理店営業 20代後半 男性 年収500万円)

2位:三越伊勢丹ホールディングス(3.17点)
~売上・規模で百貨店No.1。アジア・米国など海外にも事業展開~

2008年に「三越」「伊勢丹」が統合して生まれた持ち株会社。「三越伊勢丹」など国内10以上の百貨店運営会社を抱えるほか、海外でも百貨店・不動産業を展開。その他、幅広い事業を行っている。育児・介護支援では、子どもが満4歳に達するまで利用できる育休、小学校3年生まで利用できる育児勤務、最長1年まで分割取得できる介護休業など、法定以上の制度を用意している。

「百貨店業界のなかでは比較的給与面は良い。契約社員もある程度の給与水準。また正社員への登用制度もあり、正社員になれば満足いく待遇になる。マネジャー以上は相当優遇されている。賞与が業績に連動して高水準になっている」
(経営幹部 50代後半 男性 年収1200万円)

「一般企業と比べて出社時間が遅い。22時以降の残業禁止の風潮により月の残業時間は少なめかと思います。若手なら多くても月に20時間くらいかと。休日出勤は管理職になるとたまに発生しているようです。仕事柄勤務時間帯が遅いので、睡眠時間はしっかり確保できる環境にあります」
(ショップスタッフ 20代前半 男性 年収300万円)

3位:DCMカーマ(3.13点)
~愛知に本社。業界売上1位のDCMホールディングス傘下~

中部圏を中心に171店舗(※2018年4月時点)を持つ「DCMカーマ」。「カーマ」「ダイキ」「ホーマック」が経営統合して生まれたDCMホールディングスに属し、グループの強みを活かしながら事業を展開。教育・研修制度に力を入れ、連続休暇を取得できる制度なども導入している。2016年度の新卒社員定着率は95%程度。

「(社内の雰囲気やイベントについて)組合がしっかりしているため、社内行事も無理なく参加できます。主に観光地へのバスツアーやスキー・バーベキューがあります」
(販売アドバイザー 20代前半 男性 年収404万円)

「(仕事の面白味、やりがいについて)ホームセンターということもあって商品の数が非常に多いため、生きていくうえでもとても勉強になることばかりです。商品知識などを覚えることが多く大変ですが、その覚えた知識をお客様に説明して、その商品を購入してくれたときなどはやりがいを感じます」
(フロアスタッフ 20代前半 女性 年収320万円)

ダイエー「社員なら家賃補助もボーナスもある。労働組合がしっかりしている」

同4位:サンエー(3.12点)
~沖縄県内企業の売上高ランキング首位~

1940年に設立し、沖縄県宜野湾市に本社を置く「サンエー」。食料品や住宅関連用品、衣料品等の小売業を展開している。ピーク時のサービス向上や労働環境の改善のために、深夜営業が常態化している小売業界にあって段階的な営業時間短縮を実施。管理職候補である副店長に女性を積極的に登用するなど、女性のキャリア支援も推進している。

「(仕事のやりがいについて)経験を重ね、トライしたことと売上額などの因果関係を見つけることができたときは、とてもやりがいを感じる」
(組織・人事コンサルタント 30代前半 男性 年収300万円)

「残業はありますが、それぞれの部署によって月間の残業時間は大きく異なります。これまで残業を強要されるといったことはありませんでした。休日出勤においても、休日当日に急遽出勤できるか等を問われたり、実際に出勤したりしたことは今まで一度もありません」
(ショップスタッフ 20代前半 女性 年収200万円)

同4位:ダイエー(3.12%)
~イオン傘下。営業黒字化を目指す~

2015年1月に「イオン」の完全子会社となった「ダイエー」が同点4位に。都市部を中心にスーパーマーケットを展開している。ダイバーシティ推進のため、イオンとともに小売業として初めて2015年に「イクボス企業同盟」に加盟。役員が「イクボスアワード2015」特別奨励賞を受賞した。2020年までに女性管理職50%を目指すことや、男性の育休取得を推進することなどを行動方針として掲げている。

「ちゃんと休みもあり有給消化もできました。事前に言えば土日の休みも融通がきくので助かりました。残業はほとんどなく、あるときもちゃんと残業手当はつくので給与面での不満は少ないと思います。残業すると組合の方から注意がくるのでシフト管理が大切になってくると思います」
(スーパバイザー 20代前半 男性 年収500万円)

「福利厚生は結構充実していると思います。年に2回~4回(回数は選べます)連続休暇が取れます。あと有給休暇は1年のなかで5日は必ず取らないといけません。社員ならば、家賃補助もボーナスもちゃんとあります。労働組合がしっかりしているので、その点も魅力だと思います」
(財務・会計関連職 20代前半 女性 年収300万円)

同6位:イオン(3.05点)

「(女性の働きやすさ・キャリアについて)私の現場にも女性の管理職クラスの方が見受けられる。女性が比較的多い職種にあたると思うので、その点に関しては心配いらない。育児休暇制度なども整っている」
(カウンターセールス 30代前半 男性 年収510万円)

同6位:成城石井(3.05点)

「きちんと本社に行って研修を受けるため、新入社員への教育も徹底していると思います。職場の雰囲気は、みんな仲が良く、店舗でも和気あいあいと働いており、やりがいのある会社です。クリスマスやお正月などのイベントの繁忙期でも協力して商品を紹介、ご案内するなど工夫しています」
(ショップスタッフ 20代前半 女性 年収400万円)

8位:ココカラファイン(2.98点)

「非常に健全で良い会社でした。ただ、業界全体の話ではありますが経営統合が多いので、くっつく会社との擦り合わせなどで急な転勤や待遇の変化などが何度かありました(※2012年度に関する投稿)。こういったことに不満がない人には、良い会社だと思います。人間関係や教育などについても、かなりしっかりしていたと思います」
(人事 30代前半 男性 年収420万円)

9位:イズミ(2.97点)

「小売業としては給料は高い部類に入ると思う。共働きではなくても、一家を十分養っていける。評価については、仕組みとしては公正なものになっている。所属する部門の予算難易度に大きく左右されるのは仕方がない」
(販売アドバイザー 30代後半 男性 年収650万円)

10位:セブン-イレブン・ジャパン(2.96点)

「加盟店オーナー様の生活を支えている実感が体験できる仕事で、やりがいはあります。セブン-イレブン・ジャパン出身者は転職活動もしやすいため、今後のキャリアアップ企業候補としても最高の会社と思います」
(スーパバイザー 30代後半 男性 年収550万円)