第6戦もてぎART走行での名越哲平の走り 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦するMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaは、ツインリンクもてぎで行われている第6戦で水野涼に代わり名越哲平を代役として起用する。
水野は7月29日に行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝レース中、デグナーカーブで転倒を喫し、左前腕部を骨折。レース後に手術を受け、第6戦もてぎに間に合わせてきたが、1回目のART走行で数周後、パフォーマンスを100%発揮できないことから欠場を決めた。
水野は欠場について次のようにコメント。
「手術もして、もてぎ戦に間に合うように準備してきました。マシンに乗れるは乗れるのですが、ポイント圏内に入れるくらいのパフォーマンスなので、リスクを追ってもしょうがないと判断し、欠場を決めました。次戦のオートポリスは出場できる予定です」
もてぎ戦には水野に代わり、同チームからJ-GP2クラスに参戦する名越が代役として出場。名越は2015年にST600クラスで全日本選手権デビュー。2018年はJ-GP2クラスにステップアップし、シリーズを戦っている。また、鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦した経験を持っており、2018年はMistresa with ATJ Racingから出場した。
「トップチームで、車両もファクトリーマシンということで、周りからの期待はあると思いますが、自分自身、JSB1000のマシンでもてぎを走るのは今日が初です」と名越。
「明日はすぐに予選となります。無理に焦って転倒しても意味がありませんし、かといって遅く走っては得るものもありません。難しい状況ですが、今おかれた状況で自分が何をしなければいけないかを判断し、そのなかでチームに少しでも貢献できるようにトライしていきます」
「もてぎはMotoGPライダーも走るのが難しいと言われているサーキットです。普段乗っていない1000ccのマシンをもてぎでどう走らせればいいかわからないので、それが今、一番の課題です。目標は大きくトップ10圏内を狙っていきたいと思います」