人材サービスを提供するレファミーは8月17日、「休暇・転職」に関する調査結果を発表した。調査は今年7月にネット上で実施し、20~30代の男女372人から回答を得た。
思い通りに休暇を取れていると回答した人は41.4%。取れていないと回答した人は58.6%で半数以上が回答している。
若手社員の9割は「転職の際、有給が取りやすいところを選びたい」
休暇を取得しづらい理由を聞くと、最も多かったのが「仕事が忙しく休暇を取得する時間がない」(28.0%)となった。次いで「同僚に迷惑をかけるため」(21.0%)、「上司/先輩が怖いため」(6.7%)となっている。
他にも「他の同僚との調整が難しい」「子供を預けている保育園の予定と仕事を休むタイミングの調整が難しい」「家族や友達と予定が合わない」など、タイミングの調整に苦労しているという意見が目立った。
転職先を決める基準として、「休暇の取りやすさ」はどれくらい優先されるかを聞くと、「最優先」が22.6%で、「やや優先」は68.3%となった。合計90.9%が休暇の取りやすさを重視しているようだ。
一番休暇を取りたい時期を聞くと、最も多かったのは「7~9月」(47.9%)。以降「10~12月」(34.1%)、「1~3月」(9.4%)、「4~6月」(8.6%)と続く。
言ってみたい有休理由「車と心のエンジンがかかりません」
また急に休暇を取りたいと思った時に言ってみたい「上司に憎まれない休暇理由」を聞くと、最も多かったのは「明日風邪をひきます」(29.3%)。以降「明日結婚します」(15.6%)、「休暇が取れるのかどうか気になりました」(11%)、「地球温暖化のため」(5.9%)、「台風で飛ばされそうで」(5.3%)と続く。
他にも、「車と心のエンジンがかかりません」「明日休めば明後日全力で頑張れます」といったものや、「5年前に初恋と約束したんです」「遠距離恋愛中の海外にいる彼の誕生日にサプライズで会いに行きたいから」「明日、パリで運命の出会いがあると夢でお告げがありました」といった恋愛に関するものの他、
「メキシコで法事があるため」
「家族会議があるため実家に帰らないといけない」
「娘に後ろ髪をひっぱられていて、前に進めません」
など家族に関するものも挙げられた。中には、「転職を匂わせて、高待遇を受けたい」という人もいた。