8月18日に決勝レースが開催されるVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第5戦ローヴェ6時間耐久レースに、SP-Xクラスから、2019年から販売される新型ポルシェ911 GT3 Rが参戦することになった。また、このレースには注目の日本人ドライバーも参戦する。
5月に行われたニュルブルクリンク24時間で、世界に向けてお披露目された新型911 GT3 Rが、ノルドシュライフェでの初レースへ挑む。ドライバーにはフレデリック・マコウィッキ/マルコ・ゼーフリードに加え、バイザッハで勤務するポルシェ開発ドライバーのラルス・ケルンがステアリングを握る。
来季に向けデリバリーが予定されている新911 GT3 Rは、ニュル24時間でお披露目された後、すでに7月6~8日にポルトガルで行われたポルティマオ24時間耐久レースでデビューを果たしており、SP-Xでクラス優勝と総合2位という幸先のいいスタートを切っている。待ちに待ったドイツ本国デビューレースとあり、多くのファンや購入を考えているチームから大きな期待が寄せられている。
また、世界的にも注目を集めている車両であり、すでに日本でも購入を決めているチームがあるという噂もある。
今回のVLNには、フェラーリF1ドライバーのセバスチャン・ベッテルの弟で、現在レーシングドライバーとしてキャリアを積んでいる19歳のファビアン・ベッテルが、BMW M235iレーシングを使うカップ5クラスに参戦する。
ベッテルは故シュテファン・ベロフの兄ゲオルグらと組み、ノルドシュライフェでデビューを果たすが、ファビアンは昨年アウディTTカップで四輪レースデビューを飾っており、今季はランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパのヤングドライバープログラムのなか、コンラート・モータースポーツからシリーズ参戦している。
そして日本のファンにとっては注目の参戦も。V5クラスに参戦する470号車のポルシェ・ケイマンには、高星明誠、藤井誠暢、松田次生という3人の興味深いドライバーラインアップが記されている。ニッサン/ニスモのドライバーたちであり、ニュルブルクリンク24時間を意識したものなのかは不明だが、ニュル24時間にはVLNへの参戦が必要であり、関係はあるのかもしれない。
VLN第5戦は173台ものエントリーが登録され、18日現地時間午後12時(日本時間午後7時)にスタートする。VLN公式サイト(www.vln.de)やYoutube公式チャンネルからライブストリーミングで視聴できる。