ソフトバンググループ傘下の米Sprintと、韓国の大手家電メーカーLGは、次世代通信規格5G に対応するスマートフォンを米国で2019年上半期に発売すると発表した。
メジャーな携帯端末メーカーと通信キャリアがタグを組むことで、5Gスマホ時代の幕開けがいよいよ現実味を帯びてきた。・まずは通信網を整備すでに両社ともそれぞれの分野で開発を進めている。Sprintはカバーエリアのせまい基地局となる屋外用スモールセルを1万5000設置。
加えて、家の中に設置できる箱型の基地局「マジックボックス」を全米に6万5000個を展開するなどしてエリアカバレッジを拡大させる。
まずは2019年初めに5Gネットワークの提供を開始する見込みだ。・発売日は後日発表一方のLGは、端末のテクニカルデザインを手がけているとのこと。デバイスの具体的スペックや発売日などは今後発表する。
5Gネットワークや対応スマホの開発をめぐっては、Tモバイルがノキアと提携するなど、各社がタグを組んでしのぎをけずる構図となっている。
もっとも、5G整備が進むのは米国だけではない。日本では東京オリンピックが開催される2020年のサービス開始が見込まれ、韓国や中国でも急ピッチで基地局設置などが進んでいる。
高速通信を実現する5Gは大きな需要が見込まれるが、今後は5G普及率を各国が争うことにもなりそうだ。
Sprint