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妊娠・出産で禁煙した母親は約6割、禁煙継続できなかった人の8割は「産後1年以内」に再開 理由は「育児や夫などへのイライラ」

2018年08月16日 12:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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妊娠・育児中の母親向けアプリを開発するカラダノートは8月15日、タバコと育児に関する意識に関する調査の結果を発表した。調査は今年7~8月に、同社運営の「カラダノートママ部」メールマガジンを登録者を対象に実施。している育児中の母親2230人から回答を得た。

「喫煙経験がある」と回答した母親(802人)のうち、妊娠・出産をきっかけに禁煙をしたことがあるのは55.8%となった。

喫煙再開者のうち6割は「子どもの前で吸わない、子どものいる部屋で吸わない」人は6割

妊娠出産を機に禁煙したが、産後に喫煙を再開した母親は15.1%。そのうち54.5%は「産後すぐ~3か月」に喫煙を再開している。次いで「産後4~6か月」「産後半年~1年」(同12%)、「産後1年~1年半」(7%)、「産後1年半~2年」(5%)と続く。産後1年までに再開した人の合計は78.5%にのぼった。

喫煙再開の理由 は「(育児や夫、周囲の人に対しての)イライラやストレス」(35.5%)が最多。2位は「母乳を卒業したから」「まわりが吸っていたから」(同8.3%)が同率でランクインで、3位は「なんとなく吸いたくなった」(7.1%)。

以降「我慢していたから」、「息抜き」、「特になし」と続く。産後に喫煙再開した人の中で「子どもの前で吸わない、子どものいる部屋で吸わない」を徹底している人は57.9%。同社は「街中であまり見かけない要因のひとつの考察されました」とコメントしている。

また子どもへの影響を考え、「授乳間隔があいたときなどに吸うようにしている」(5.8%)、「誤飲を防ぐために保管場所に気を配る」(3.3%)といった回答もあった。

他にも「衣類にタバコの匂いがつかないように上着を着て吸う」「なるべく吸わないようにのど飴をなめ続ける」「吸ったあとは清涼菓子・歯磨き・手洗い」など、独自の喫煙ルールを決めているという声も寄せられた。