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ポルシェカレラカップ ジャパン2018 第10戦 決勝レポート

2018年08月16日 10:21  AUTOSPORT web

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ポルシェカレラカップ ジャパン2018 第10戦
プレスインフォメーション

2018年8月05日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018 第10戦(富士)決勝レポート

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018シリーズ第10戦の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2018年8月5日(日)に開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:30度/路面温度:38度

 PCCJ第10戦・富士スピードウェイのポールポジションを獲得したのはPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太。2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤翼、3番手はジェントルマンクラスでランキングトップの#20 鈴木宏和、4番手は2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオンである#7 星野敏、5番手は昨年PCCJ初のオーバーオールとジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9武井真司と蒼々たるドライバーが上位グリッドを占める。

 朝早い午前9時15分からのフォーメーションラップ開始となったが、気温はすでに30度に達していた。全車が再びグリッドの着きシグナルのブラックアウトにより第10戦のスタートは切られた。しかし、ホームストレートでポールスタートの#18上村を含んだ3台が絡むアクシデントが発生してしまいレースは1周目で赤旗中断に。マシンの回収とコース整備に時間を要する中、レーススタートから30分経過でゴールという通知が出される。その30分まで残り約9分となった時点で、レースはセーフティーカースタートで再開となる。先頭の#78 近藤は冷静にスタートを決めてトップで1コーナーを駆け抜け、計6周に渡ってトップを守り切り今シーズン6勝目の優勝を飾る。「レース再開時のセーフティーカースタートでは失敗しないように冷静に挑みました。あとはゴールを目指して走り切るだけでした」と、#78 近藤はレースを振り返る。2位表彰台を獲得したのは、再スタート時の1コーナーにおける#20 鈴木とのバトルを制した#7 星野で、「再スタート時に鈴木選手の背後にピタリと着いて、狙い通りに1コーナーでオーバーテイクすることができました。その後はトップの近藤選手を追いかけたかったのですが……」と語る。ジェントルマンクラス優勝となる総合3位表彰台に上がったのは#20 鈴木で、「セーフティーカースタートに慣れていないこともあり、再スタート時に星野選手に抜かれてしまいました。そのため総合3位表彰台は確保しようとゴールまでプッシュして走りきりました。ジェントルマンクラスでは連勝を飾れたので、この勢いで最後の鈴鹿大会も頑張りたいと思います」と喜びを語る。

 ランキングトップの#20 鈴木が優勝を飾ったジェントルマンクラスは、最終ラップに#77 浜崎大とのバトルを制した#47 TAD JUN JUNが2位表彰台を獲得。「レース周回数が短くなってしまったので、最初からプッシュして走りました。最後は浜崎選手を抜くことができ、2位表彰台を獲得できて嬉しいです」と笑顔でレースを振り返る。3位となった#77 浜崎は、「最後に抜かれてしまったのは残念ですが、表彰台に上れて良かったです」と語る。4位には#32 永井秀貴、5位には#11 倉谷蓮、6位には#2 田島剛が入賞した。

 PCCJ第11戦は10月5日(金)~7日(日)に、F1日本GPの併催レースとして鈴鹿サーキット(三重県)で開催される。総合ポイントランキングは、トップの#78 近藤が198点、2位の#18 上村が164点となっている。果たして、#78 近藤が2年振りのチャンピオンに輝くのか、#18 上村が初チャンピオンを獲得するのか注目される。