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【最新版】精密機器業界の働きやすい会社ランキング 1位インテルは「30歳前後で年収1000万円超えもある完全実力主義評価」

2018年08月16日 07:01  キャリコネニュース

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企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は8月9日、「精密機器業界の働きやすい企業ランキング」を発表した。

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価)が高い医薬品業界に属する企業をまとめた。

島津製作所「有給休暇は100%取得させられる。職場環境は良好」

1位:インテル(3.88点)
~世界トップクラスの半導体メーカー。IoT事業が好調~

1位は、1968年設立の米国の巨大半導体メーカー"Intel Corporation "の日本法人。海外との連携や家庭との両立がしやすい環境を確保するため、リモート管理体制やセキュリティを強化。社員の多くがノートPCを使用し、他社に先駆けて「モバイルワークスタイル」を実現しています。「労働時間」「休日」「給与」「ホワイト度」の項目で10社中トップとなった。

「年に一度の査定でグレードが上がれば給与も大幅に上がる。順調にグレードを上げていけば、部署にもよるが30歳でだいたい年収800万円前後になると思われる。ただし、年齢は関係ない完全実力主義の評価なので、早い人では新卒で入社して30歳前後で1000万円を超える人もいる」
(調査・分析 20代後半 男性 年収800万円)

「忙しいときでも残業は20時~21時ごろまでだった。だいたい18時過ぎ頃には帰れていた。他の部門を見渡してもほとんどの人が早く帰っていた。休日出勤もほぼしたことがない」
(調査・分析 30代前半 男性 年収850万円)

2位:島津製作所(3.78点)
~140年以上前に創業。IoTベンチャー支援にも注力~

老舗精密機器メーカーの「島津製作所」は、1948年から産前産後休暇を導入したという歴史も。2017年にはノー残業デーを月・水・金の週3日に拡大するなど、働き方改革を推進。育児・介護を理由とした在宅勤務や、年休を1時間単位で取得できる制度なども整備している。項目別では「ストレス度の低さ」でトップの評価となった。

「組合が強いため残業規制が厳しく、有給休暇も100%取得させられます。休みが取りやすく、職場の環境は良好です。申告時間と実際の打刻に乖離があった場合は理由の申告が必要で、きちんと管理されています」
(総務 40代後半 女性 年収630万円)

「有給休暇の取得は組合から推奨され、上司も理解があるのでしやすいです。管理部門、工場は特にそうです。独身の場合、男女とも寮が本社近くにありますので、心配は不要です。業界的に毎日の売上を見る必要はないので、落ち着いたペースで仕事を進めることが出来ます」
(マーケティング 40代前半 男性 年収720万円)

3位:村田製作所(3.76点)
~積層セラミックコンデンサなど複数の世界シェア1位製品を持つ~

スマホ部品が主力の「村田製作所」。社内公募制度やグローバル人材育成のための研修制度を整え、社員のキャリア形成を促進している。また、仕事と家庭との両立や女性のキャリア継続支援にも注力。1時間単位で有給休暇を取得できる制度や週4日勤務が可能な短日勤務制度、配偶者転勤時に利用できる休職制度なども整備している。

「残業など時間外労働を適切に運用することに真面目に取り組んでいる。長時間労働を是としない風土が醸成されてきており(※2016年度に関する投稿)、効率的に仕事をすすめようと社員も管理者も意識している。計画的に有給休暇も取得するよう管理者からも勧められるので有給休暇は大変取りやすい環境である」
(総務 40代後半 男性 年収900万円)

「研修などがしっかりしているため、必要な技術を学ぶことができ、ものづくりに対する面白味を感じることができています。ものづくりが好きな人には是非おすすめの会社だと思います。だれもが使うスマホの中に使われている電子部品を作っており、グローバルに働けるので、日々やりがいを感じています」
(生産・製造技術 20代前半 男性 年収400万円)

ブラザー工業「育児休暇が取りやすい。子どもを産んでから復職する人がほとんど」

4位:ブラザー工業(3.7点)
~通信・プリンティング機器を軸に収益力強化を図る~

ミシンの修理から歴史が始まり、プリンター・複合機などを主事業とする電気機器メーカーとしてグローバル展開する「ブラザー工業」。女性活躍推進や両立支援に力を入れ、経産省「新・ダイバーシティ経営企業100選」にも選ばれている。2016年にはフレックス制のコアタイムを1時間前倒しし、20時以降の就業には届け出が必要とする制度を導入。朝型勤務にシフトし、業務効率化・残業削減を推進。

「(残業・休日出勤について)自分の場合はほとんどありません。労働時間も適正ですが、効率的な業務が求められます。休日の取り方についてもあらかじめ周りと調整すれば、希望の日に取ることができます。基本的に土日と祝日は休みです。正月とお盆の連休もあります」
(コンサルタント 50代前半 男性 年収1000万円)

「福利厚生は非常にしっかりしており、ストレスなく働くことができる。比較的、他社さんよりは休みを取りやすいと思う。女性も育児休暇が取りやすい環境で、結婚して子どもを産んでからまた職につくという人がほとんどでした」
(ルートセールス 20代後半 男性 年収700万円)

5位:オムロン(3.69点)
~制御機器事業が主力。家庭用電子血圧計は世界シェア5割~

制御機器事業が売上の46%を占める(※2017年度のデータ)「オムロン」。睡眠状況を「見える化」して改善のサポートをするなど、「健康経営」を掲げて社員の健康のために取り組んでいる。ダイバーシティ推進の専門部門を設置し、法定以上の制度やセミナーを用意するなど、育児・介護との両立支援や女性のキャリア支援に注力。2008年に「くるみんマーク」、2015年に「トモニンマーク」を取得。

「(報酬について)所属する部門によるのかもしれないので他の部門まではわかりませんが、私の所属していた部門については比較的高額なほうだったと思います。同業他社の人に話を聞いたことがありますが、やはり比較的良いほうだったと思います」
(システムエンジニア 40代後半 男性 年収700万円)

「オムロンの正社員は真面目な人が多く、人柄もとても良い方が多いという印象であった。堅実な事業にアドレスしており、事業範囲も多角化しているため、安定性も非常に高いと言えると思います。今後はよりグローバルに事業を拡大させていく必要があるが(※2015年度に関する投稿)、それを実現できるポテンシャルは秘めている」
(商品企画 30代後半 男性 年収850万円)

6位:カシオ計算機(3.64点)

「部署により残業時間が決まっている。私は休出はしたことがない。フレックスではなく時間代休という制度が代わりにある。残業代も全部支給されるのでサービス残業はない。そのあたりは管理職がしっかり管理している」
(ソフトウェア関連職 30代前半 男性 年収550万円)

7位:東京エレクトロン(3.62点)

「(報酬について)良いほうだと思います。ボーナスは業績によって変動しますがメーカーにしては良いほう。出張も多く、出張手当だけでも月数万円になります。査定・評価に関しては、ばらつきはあれど平均的な査定基準がマニュアル化されていると思います。特に私は不満はありませんし、フィードバックもしていただけます」
(商品企画 40代後半 男性 年収1100万円)

8位:セイコーインスツル(3.57点)

「給料は業界のなかではいいほうだと思います。給料を上げるためには役職になるか、資格試験に合格することが必要です」
(法人営業 50代前半 男性 年収800万円)

9位:ソニー(3.54点)

「残業は人によりけり。技術にこだわる人は残業が多く、ドライな人は終業時刻とともに帰ります。正月、ゴールデンウィーク、盆休みは比較的長期間取れます。通常の長期休みに加えて有給休暇を組みあわせて9連休にすることがほとんどでした」
(研究開発 30代後半 男性 年収800万円)

10位:横河電機(3.53点)

「有休は多いほうで、翌年などに繰り越しできます。毎年健康診断などもあります。夏休みやゴールデンウィーク、年末年始はちゃんと休みがあります。団体保健などもあります。残業は部署によりまちまちなので一括りにはできませんが、やったぶんだけ残業代はちゃんと出ます」
(電気・電子回路設計 20代後半 男性 年収450万円)