映画『FAR FROM THE TREE』が『いろとりどりの親子』の邦題で11月17日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
同作は、24か国で翻訳され、2012年に『全米批評家協会賞』や『ニューヨークタイムズ』ベストブックに選出されたアンドリュー・ソロモンのノンフィクション本『Far From The Tree:Parents,Children and the Search for Identity』を映画化したもの。自閉症、ダウン症、低身長症、LGBTといった様々な「違い」を抱えた子供を持つ6組の親子たちが直面する困難や、その経験から得られる喜び、愛情を描いたドキュメンタリーだ。
メガホンを取ったのは、アメリカの公共放送PBSのシリーズ『Frontline』などで数々の社会派ドキュメンタリー作品を手掛け、『エミー賞』受賞経験のあるレイチェル・ドレッツィン。作中には原作者であり映画の語り手でもあるソロモンと父ハワードや、『セサミストリート』にも出演したダウン症のあるジェイソン・キングスリーと母エミリーらが登場する。10月に来日公演を行なうYO LA TENGOと、BjorkやAdeleとのコラボなどで知られるニコ・ミューリーが音楽を担当した。
発表とあわせてポスタービジュアルと場面写真が公開。ポスタービジュアルには、親子が街中を歩く姿や抱きしめ合う様子、「どんなときも、わたしはあなたを愛してる」というキャッチコピーなどが写し出されている。