チップ・ガナッシ・レーシングは、2002年から同チームでインディカー・シリーズに参戦しているスコット・ディクソンと契約を延長。2019年以降の複数年契約を結んだことを発表した。
4度のタイトルを獲得し、通算44勝を挙げ、今シーズンもランキングトップに立っているインディカー最強ドライバーのディクソン。2002年からチップ・ガナッシで参戦し現在38歳となるが、チームとさらなる複数年契約を結び、来シーズン以降もチップ・ガナッシからインディカーへ参戦することが決定した。
「いつもチップ(ガナッシ)と彼がこのスポーツで果たしてきたことに大きな尊敬の念を抱いていると語ってきたよ。簡単なビジネスではない。彼の履歴書は彼自身を語り、どんなドライバーも彼の下で運転したいと思わせるチームオーナーだ。必要なツールが提供され、適切なスタッフと一緒に仕事を完遂する必要がある」
「このチームは2002年から僕にとって家族のような存在だったし、さらなる勝利とチャンピオンシップ、そしてインディ500に挑めることがうれしいね」とディクソン。
前戦のミド・オハイオでインディカー300戦目の節目を迎えたディクソン。2003、2008、2013、2015年にチップ・ガナッシでチャンピオンを獲得。さらに2008年にはインディ500を制覇している。
通算44勝は、AJフォイト、マリオ・アンドレッティに次ぐ歴代3位。そして今シーズンもランキングトップに立ち、5度目の王者獲得へ向けて邁進している。
「スコット・ディクソンという名前を目にすれば、多くの数字と記録が彼自身を語り始めるだろう。我々は多くのことを達成してきたが、彼が減速する兆候はない。まだチャンピオンシップを戦っていく男だよ。ドライバーたちが頂点に行くためには彼を倒す必要があるんだ」
「彼は、どのようにアプローチしてアタックし、勝利を収めるのか、常に次のレースについて考えているドライバーなんだ。この関係を継続し、さらなる成功したシーズンを一緒に楽しめる機会があることはとてもうれしいね」とオーナーのチップ・ガナッシは語っている。