2018年のWRC世界ラリー選手権第8戦終了時点でドライバーズランキング、マニュファクチャラーズランキングともに首位に立っているヒュンダイ陣営のミシェル・ナンダン代表はホームイベントとなる第9戦ドイチェランドに向け、マシンのサスペンションやディファレンシャルに改良を施したことを明かし、好成績獲得へ自信をみせた。
ドイツ・アルツェナウに拠点を構えているヒュンダイ・モータースポーツにとって、このラリー・ドイチェランドはホームイベントと呼べる1戦。また、2014年にチームが初優勝を遂げたのもラリー・ドイチェランドで、チームにとっては思い入れも強いイベントだ。
チームの指揮を執るナンダン代表も「ラリー・ドイチェランドは我々にとって重要なイベント」であるとコメント。「ステージはバラエティに富んでおり、ほかのラリーとは異なるアプローチが求められる」と語った。
「シーズン序盤に行われたターマック(舗装路)イベントのツール・ド・コルスで、我々はやや苦戦を強いられた。だから、ターマックで強さを発揮できるようi20クーペWRCの開発テストを進めてきた」
「マシンのバランスを改善するために、サスペンション周りやディファレンシャルに注力して作業を進めてきた。またラリー・ドイチェランドの特徴的なコンディションに対応するために5日間の事前テストもこなしてきた」
「これまで以上のパフォーマンスを発揮できると思っているが、それでも高い競争力があると楽観的に捉えているよ」
WRC第9戦ドイチェランドは8月16~19日に行われる。