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女性が仕事でやりがいを感じる瞬間1位「お礼や感謝の言葉をもらう」、2位「成果を認められる」

2018年08月14日 07:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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エン・ジャパンは8月9日、「仕事のやりがいと楽しみ方」に関するアンケート結果を発表した。調査は今年6月~7月に実施し、「エン派遣」利用ユーザー9297人から回答を得た。

仕事においてやりがいは必要だと思うかを聞くと、96%が「必要だと思う」と回答し、「必要だと思わない」はわずか4%だった。

理由の1位は「仕事そのものが充実するから」(56%)、2位は「自身の成長感を得たいから」(48%)、3位は「自分の存在価値を感じるから」(44%)だった。以降、「仕事の充実が、成果や報酬に繋がると思うから」(43%)、「毎日の出勤が楽しくなるから」(40%)、「仕事に費やす時間が長いから」(18%)、「お金だけを求めるのは空しいから」(17%)と続く。

チャレンジよりも、肯定感や自己成長を実感できることを重要視

仕事においてやりがいを感じることは何かを聞くと、1位は「お礼や感謝の言葉をもらうこと」(62%)、2位は「仕事の成果を認められること」(56%)、3位は「目標を達成すること」(50%)だった。

次いで、「仕事をやり遂げること」「自分の成長を感じること」(同率で46%)、「興味のある仕事をすること」(36%)と続く。一方で、「自分で決める裁量権があること」(14%)「影響範囲が大きい責任のある仕事であること」(10%)に留まった。

男女別に見ると、「お礼や感謝の言葉をもらうこと」(男性56%、女性69%)、「仕事の成果を認められること」(同:50%、63%)、「自分の成長を感じること」(同:41%、51%)「尊敬できる人と一緒に仕事をすること」(同:21%、34%)などで、女性が男性を10ポイント上回った。

女性は仕事において、重要な決定権を持つ事や新しいチャレンジよりも、肯定感や自己成長を実感できることを重要視しているようだ。

女性からは次のコメントが寄せられた。

「コールセンターで働いていたころ、お客様の希望にあったホテルを予約できた際に何度もお礼を言われ、更には泊まった翌日にもわざわざ連絡をいただき、『あなたのおかげで素敵な思い出ができました』と言っていただいた」(29歳・女性)
「ブライダルスタイリストとして働いています。オススメしたドレスにしてくれたり、挙式当日まで担当してほしいと言っていただくと、自分自身を認めてもらえたようで嬉しく感じます」(27歳・女性)

女性の過半数から「仕事を楽しむ上で良好な人間関係は大切」との声

仕事を楽しむ上で工夫をしているかと聞くと、77%が「工夫をしている」と回答した。

「工夫をしている」と回答した人に、工夫をしていることは何かと質問すると、男性の回答で最も多かったのは「いろいろな人と関わりを持つ」(46%)、次いで、「人間関係を良くする」(43%)、「新しいチャレンジをする」(39%)だった。

「いろいろな人と関わりを持つ」と回答した人からは、

「いろんな人と関わりを持つと自分にない考え方や受け答えのレパートリーなどが増え、仕事が楽しくなる」(26歳・男性)
「人脈で突破口が開く場合が多い。知らないことは知っている人に聞いた方が早く仕事を進められる」(32歳・男性)

という声が挙がった。

一方で、女性の回答は「人間関係を良くする」(56%)が最多で、以降「いろいろな人と関わりを持つ」(51%)、「物事をポジティブにとらえる」(48%)という結果だった。「人間関係を良くする」と答えた人からは

「女性がメインの職場で、人数が少ないということもあり、仕事中も会話をしたり休日には食事に行ったりしています」(23歳・女性)
「特に後輩にはなるべく声をかけて、コミュニケーションを取るようにしています」(27歳・女性)

というコメントが寄せられた。