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WRC第9戦ドイツにラリー仕様のケイマンGT4が登場。将来的な販売も見据えたコンセプトモデル

2018年08月13日 15:41  AUTOSPORT web

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ポルシェがスタディーモデルとして開発したラリー仕様のケイマンGT4クラブスポーツ
ポルシェは8月16~19日に開催されるWRC世界ラリー選手権第9戦ドイチェランドのコースカーとして、ポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツのラリー仕様コンセプトカーを走らせる。

 ポルシェがカスタマーレース向けに販売しているケイマンGT4クラブスポーツは、その安価な価格から人気を博しているFIA-GT4カーのひとつ。日本でもピレリ・スーパー耐久やブランパンGTシリーズ・アジアなどを戦っている。

 今回、ポルシェはそんな最新GT4カーをFIAのR-GTレギュレーションに沿う形で改良したスタディーモデルを製作。今回、コースカーという形で走行デビューを果たす。

 このコンセプトカー開発にはリチャード・リエツとティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマといったポルシェのワークスドライバーが携わったといい、ラリー・ドイチェランドではデュマがステアリングを握る。

 ポルシェGTプログラム担当副社長のフランク・シュテファン・バリザー博士は「我々のFIA R-GTコンセプトカーにラリー界がどんな反応を示すか楽しみだ」とコメントしている。

「このマシンに興味を抱くすべてのドライバー、チーム代表をサービスパークに招き、我々のコンセプトカーを間近で見てもらいたい」

「潜在的カスタマーからのフィードバックや興味の高さを考慮して、将来的に発売されるポルシェ車をベースとしたラリー競技用車両の開発を中期的に行っていくかどうか、2018年末までに決定する」