植本一子の著書『フェルメール』が9月25日に刊行される。
同書は、写真家の植本一子が約3週間にわたって欧米7か国17の美術館を巡り、ヨハネス・フェルメールの現存する全作品35点を取材したフェルメール作品集。斜めや正面からのクローズアップで撮り下ろしたフェルメールの写真に加えて、フェルメール作品の展示方法や、来場者の様子、フェルメール作品を所蔵する美術館の外観を捉えた写真も収録される。
さらにオランダ・アムステルダム、オーストリア・ウィーン、ドイツ・ベルリン、フランス・パリ、イギリス・ロンドン、アイルランド・ダブリン、アメリカ・ニューヨーク、ワシントンで執筆された約5万字の紀行文、オランダ・デン・ハーグのマウリッツハイス美術館の修復家サブリナ・メローニの寄稿文も掲載。
また、9月21日から東京・乃木坂のBooks and Modern + Blue Sheep Galleryでは『出版記念「フェルメール 植本一子」展』を開催。『フェルメール』のために撮影された写真約100点と紀行文の一部を発表するほか、同書の先行発売も行なわれる。