Moto2クラスに参戦するDynavolt Intact GP(ダイナボルト・インタクトGP)は12日、エストレージャ・ガルシア・0.0・マーク・VDSからMotoGPクラスに参戦するトーマス・ルティと2019年の参戦に関して合意したことを発表した。
ルティは31歳のスイス人ライダー。2003年からロードレース世界選手権(現在のMotoGP)にフル参戦し、2005年には125ccクラスでチャンピオンを獲得した。2007年からはMoto2クラスの前身である250ccクラスにステップアップ。2010年からスタートしたMoto2クラスの参戦を経て、2018年に最高峰クラスにデビューした。
2019年シーズン、ルティはMoto2クラスに復帰。イギリスのバイクメーカー、トライアンフのエンジンとマニエッティ・マレリ製の電子制御が採用される新たなシーズンを戦っていく。
「最高峰クラスは僕にとって夢であり続ける」とルティはMoto2クラス復帰について次のように語る。
「ここ数カ月間の状況は容易ではなかった。将来に向けて、素晴らしい扉が開いたことが嬉しい。ダイナボルト・インタクトGPは強力なチームだ。運営がしっかりしているし、最高のパフォーマンスを発揮することができる」
「パートナー、ファン、家族の支援を得て、再び戦うMoto2クラスが楽しみだ。夢は続く 。そして、今は最高峰クラスの後半戦に集中している」
ダイナボルト・インタクトGPは6月30日に同チームに所属する25歳のドイツ人ライダー、マルセル・シュロッターとの契約期間を2年延長することで合意している。今回の発表により、ダイナボルト・インタクトGPはルティとシュロッターのふたりで2019年の新たなMoto2クラスを戦っていく。
なお、現在2台体制で最高峰クラスを戦っているマークVDSは、2019年からルティが離れるためシートが1席空くことになる。
現在チームに所属するフランコ・モルビデリは、マークVDSと2年間の契約を交わしており、2019年も同チームから最高峰クラスに参戦する予定だ。2019年、モルビデリのチームメイトが誰になるのか、気になるところだろう。